今週末からお盆休みが始まるという方が多いのではないでしょうか。
帰省される方や、海外旅行に行かれる方など多くいらっしゃると思います。
その中で、まだまだ被災地では土砂が残っており、ボランティアの助けが必要であるという
ニュースを拝見しました。
本当に被災地では、連日の暑い中で大変だと心配になってしまいます。
その状況を見て、何とかしたいと考えて現地にボランティアに行かれる方もいると思います。
それ以外にも現地で働く公務員の方、警察官、消防、お医者さんなど
多数の方も非常に頑張っておられると思います。
本当に頭が下がります。
そんな中で、以前に起こった阪神大震災を経験した市役所の方のお話を思い出しました。
被災地では大変な状況であり、困っている方がいると
何とか助けになりたいと頑張り過ぎてしまうことがあるそうです。
その為、市役所では必ず時間を区切って無理やりに職員を休ませるようにしていたそうです。
そうしなければ職員が倒れて、余計に大変な状況になるからだそうです。
ボランティアの方や、公務員の方も何とか少しでも力になりたいと思われる方が多いと思います。
ただ、このような普通に生活するだけでも過酷な状況です。
普段以上に無理をせず、自分自身に注意を払って頂きたいと思います。
こまめな水分補給はもちろん、やり過ぎずしっかりと自分自身も休むことや、
身体を労わること、抱え込み過ぎず心に余裕を持ってリフレッシュを行うことなど
セルフケアをしっかりと行って頂きたいです。
昔に好きだった漫画で「め組の大吾」という消防士の漫画がありました。
その中で、主人公の無茶をする消防士が、ベテランの消防士から言われた言葉が、
必ず生きて帰るように言われた時に、一緒に言われている言葉がありました。
それは「消防士が生きて帰るだけでも、要救助者1名確保となる」という事でした。
支援者が倒れると要救助者になります。
一方で、支援者がセルフケアをしっかりしながら、一人を助けるだけで
要救助者2名確保となるのです。
無理に2人を助けようとして、倒れてしまうと、
皆が倒れたままになってしまいます。
セルフケアが、自分を助けることが、誰かを助けることに繋がる。
これを忘れずに支援を、ボランティアを行って頂きたいと切に願います。