学問を超えた学び

勉強したくないと思っている方は多いと思います。

小学生、中学生、高校生の方は特にかもしれません、

 

この勉強したくないという思いは「勉強ができない、付いていけない」という方と、

「何の役に立つのか分からず、やる気が起きない」という方がいます。

勉強が出来ない、付いていないという方は、サポートが必要と思います。

その方に合った勉強方法、分かるまでのサポートをすることで、学ぶ意欲が出来ると思います。

 

一方で、何の役に立つか分からず、やる気が起きないという方には、

どうすれば宜しいのでしょうか。

この方には役に立つ、やる気になる意味を伝えるという方法があると思います。

でも、なかなか学生時代に学んだことをどのように将来に役立つのか

説明できる方が少ないと思います。

 

しかし、学問は様々な分野を超えて役に立ちます。

そんな話を伺いました。

ストレスは元々、物理学の考え方です。物に圧力を加える事をストレスと言い、

その考え方を心理学や生理学に活かしています。

 

言葉を研究する文学や言語学は、それだけでは何の役に立つのかと思うかもしれませんが

そこから派生した認知言語学という形になりました。

認知言語学は分かりやすく言うと、コップに水が半分ある時に

「半分しかない」という表現と「半分もある」という表現により、

人の印象は変わります。

このような言葉と心の関係を調べる学問です。

 

学生時代に学んだ微分積分は情報処理に使用され、今話題のAIに繋がります。

古典や漢文なども何の役に立つんだろうと思うかもしれませんが、

漢文である孔子の論語はビジネスマンに大人気です。

過去の考え方が今の社会でも役に立つということで学ばれています。

 

学校の学びは、基礎的なものですが、その学びが様々な形に変化し、

AIを作ったり、建物を作ったり、人を喜ばせたり、人の病気を治したりと

様々な形に役に立ちます。

 

「今の学びは何の役に立つのか?」

その答えは、10年後に叶えたい夢が出来た時に、叶える為の勉強なのかもしれません。

そう思って勉強に取り組むと、少しはやる気ができるかもしれません。

 

私も現在、勉強をしています。

やる気がなくなりそうになったり、集中が途切れそうになった時には、

このような事を自分に言い聞かせ、やる気スイッチを自ら付けるように心掛けています。

 

是非とも若いうちに、色々と興味を持って学び、

将来の自分のやりたい事を実現できるように頑張って下さい。

私も今の自分がやりたいことができるように、自分の成長の為に勉強しようと思う今日この頃です。