中毒の怖さ

人は快感に弱い生き物です。

つい目の前に楽しいことがあると、それを楽しんで、

後でくる大変な事を忘れてしまうことがあります。

 

その象徴的なことは私なのではと思います。

小さい頃から宿題が嫌で、遊ぶことが好きなので、

遊び続けた結果、幾度も先生に怒られて、大変な目にあいましたが、

それでも目の前の遊びという誘惑に負け続けてきました。

 

26歳の頃にこのまま負け続けては人生が駄目になると感じたため、

嫌な事から取り組もうと決意をし、少しずつ変わるようになりました。

 

このような快楽に弱い人が、さらに楽しく依存性があるものを嗜むと

どうなるでしょうか。

それは、中毒症状として身体に現れてきます。

 

アルコール依存症、タバコ依存症などの身体に影響する依存もあれば、

ゲーム依存、スマホ依存、パチンコ依存、ギャンブル依存など

行動や感情に影響する刺激もあります。

 

現在、スマホやパソコンを日常的に使っている方が、

一日、スマホを家に忘れてしまうと、終日ソワソワして過ごしてしまう

そんな方がスマホ依存になりかけています。

 

この依存症が酷くなり、やめることが出来ない、

やめる際に大きな苦痛(離脱症状)を感じる中毒症状まで出てくると、

本当に大変なことになります。

 

この中毒により、仕事を辞めざるを得なくなったり、

ゲーム中毒などにより、スマホゲームなどでは借金をしてしまう方もいます。

中毒になると、快楽症状は消えているけど、やめられなくなってしまうこともあります。

このお金を使ってはいけないと思いながらも、嫌だ嫌だと思いながらも、

お金を使ってしまうこともあるのです。

 

最近では、若い方にアルコール依存が広がっているそうです。

その要因は色々とあると思いますが、楽しんでいる範囲内で抑えて頂き、

週に2~3日はアルコールを摂取しない時を作り、そんな時も飲みたいという思いが強く出てくるのであれば、

依存症になりかけていると考えて、アルコールを少し控えた方が良いかもしれません。

特に、依存症は自覚中毒の低く、自分で認められない否認が強い心の病気です。

 

中毒の怖さを理解し、依存症の前に止まるように、自分の状態を厳しく見ていきましょう。

「いつでも止められる」は依存症の方が良く仰る言葉です。

この言葉を述べた時には危ないと感じ、依存症にならないように気を付けて頂きたいと思います。