曖昧さを受け入れる

白黒がはっきりした状態と、曖昧な状態、どっちが好きでしょうか。

例えば自分が人から好かれているのか、好かれていないのか分からない曖昧な状態と、
好かれているかはっきりしている状態、どちらか選べるとしましたら、
どちらの状況を選ぶでしょうか?

白黒付いた状態を好む方は、明快なはっきりした状況が好きだと思いますが、
もし、曖昧な状況に陥った場合にはどのように感じるでしょうか。
はっきりした状況じゃなければ、ストレスが溜まるという場合には、
少し注意をして頂きたいと思います。

それは、世の中には曖昧な状況が多く、むしろ白黒はっきり付けられる状況は少ないです。

例えば、人間関係も、ある人から好かれていたとしても、
ふとしたことをきっかけに、嫌われることもあります。
さらには、好きか嫌いかの間にも普通や、どちらかといえば好き、どちらかといえば嫌いなど
曖昧な状況も多いです。

その為、常に白黒をはっきりさせようとすると、
この好きか嫌いかも中途半端な状況にイライラしてしまい、
曖昧な人にイライラしてしまうことがあります。

相談の中では、このような白黒をはっきり付けないとイライラしてしまうという
考え方をしてしまう方がいます。
そのせいで、人と衝突してしまったり、勝手に白や黒と判断して
失敗をしてしまうという方もいます。

人によっては、仕事なども0%か100%のどちらかの力か発揮できず、
仕事は0%の力でする訳に行かないから、100%の力で頑張り、
その結果、いつも短期間で燃え尽きて、続かないという方もいました。

このような方には白か黒ではなく灰色や、時には青や赤など
世の中には様々な答えがあるので、曖昧さを許容することを理解して、
その状況に慣れるように支援をさせて頂きます

0%か100%の力のどちらかしか発揮できない方には、
60%や70%の力を意識して発揮する訓練を行います。

 

自分自身が曖昧さを受け入れ、そして自分自身も白黒ではなく、

自分自身も中途半端に、その場その場で適度に力を発揮することが大切です。

 

そのような事を相談の中で感じた今日この頃です。