私はよく「取扱説明書を作ろう」というお話をします。
これは、何かの製品やおもちゃなどの取扱説明書ではありません。
自分という人間の取扱説明書を作ろうという言うのです。
これはどういうことかと言いますと、
私は、人は自分という人間の特徴を正確には把握できていない方が多いと思います。
その為、自分はこういう人間で、このような時に疲れたり、期限が悪くなり、
その際にこのようにすれば元気になると説明するものです。
何となくは把握している場合もありますが、
例えば、自分のやる気がなくなる時はどのような時で、
そのようなやる気が無い時には、どのような投げ掛けをすれば、
やる気が無くても動くのか、などを把握していますでしょうか。
多くの方は、どのような時にやる気がなくなるのかが分かっているぐらいかなと思います。
私は自分自身が忘れっぽく、何かミスを指摘されると
相手のミスではなく、自分のミスの場合が多いと理解をしています。
では、その時の対策としてどのような事をしているかというと、
私はすぐに勘違いするので、誰かとのやり取りは証拠が残るようにメールなどで行うことがおおく、
さらには忘れっぽいので、携帯のアラームなどを複数活用して、
忘れても何とかなるような仕組みを作っています。
さらに落ち込んだ時には、その落ち込みをすぐに解消する為のものを用意しておき、
何かあった際にでも心が極力乱れないようにしています。
このような自分に関する取扱説明書を自分が持っていると、
人に対しても自分がどのような人間で、どのような点にさえ注意すればいいか、
どうすれば自分は頑張れるのかを説明することが可能です。
これが分かっていない方がストレスがたまりやすくなります。
皆さんは、自分自身の取扱説明書を持っていますでしょうか。
もし持っていなくて、自分をコントロールできなくてしんどいのであれば、
周囲の力を借りながら、自分の取扱説明書を作成し、
自分をコントロールしやすくしてみてはいかがでしょうか。
もし、自分で作ることが難しければ、是非ともお声掛け下さい。
無理せず、自分にとって生きやすくなるような、
そんな取り組みをして頂ければと思う今日この頃です。