選択肢の捉え方

心理カウンセリング、キャリアコンサルティング、ともに

視野が狭くなると、気持ちが追い込まれやすくなり、

しっかりとした意思決定ができなくなるので、

視野を広げるような支援を行う方が良いと言われています。

 

しかし、最近、こんな質問を受けました。

「選択肢が無い方が、頑張る方もいると思います。

 そこしかないので、後に引けないと頑張る時ってあると思うんです。

 選択肢を広げるのは本当に良いのでしょうか。」

 

これに関しては、一理あると思いました。

これ以上、道は無いと思った時に、覚悟を持って取り組むことはあると思います。

 

この質問に関して、私は下記のように答えました。

「確かに、そういう方もいると思います。

 それであれば、選択肢が他にもあることをお伝えして、

 選択肢を聞きたいか、聞いたとしても新しい選択肢を選ぶか、元々ある選択肢を選ぶか、

 そこも選んで貰うといいのではないでしょうか。

 それも、相談者自身の意思決定に委ねると良いと思います。」

 

そうすると、さらに、下記のような質問を頂きました。

「選択肢を提示されただけで、他の選択肢もあるンあdと気を抜く人もいると思います。

 選択肢を提示するだけで、やる気を損ねる方がいると思うと、

 選択肢を提示するのは良いのでしょうか。」

 

この意見も、最もだと思います。

しかし、そんな風に先のこと、相談者が判断していない事を配慮し過ぎて、

何もしないのは返って相談者のマイナスに繋がることもあると思いますので、

「そのような人が、どんな風に考えている人か、しっかりと傾聴し

 考え方を把握してから、選択肢を提示して欲しいか、

 選択肢は不要で、今ある選択肢を頑張りたいのか確認して下さい。

 相手をしっかり見ながら、考えて下さい。」

と回答しました。

 

皆さんは選択肢が多くある方がいいでしょうか。

それとも、一つの選択肢を頑張りたいと思いますでしょうか。

 

私は多くの選択肢を抱えながら、一つひとつを挑戦し、

駄目なら別の選択肢を考えていく性格です。

その為、選択肢が多くあるのであれば、知りたいと思います。

 

選択肢に関しては、様々な考え方、見方があるなと感じました。

選択肢の提示一つをとっても、多様な人がいあるので、答えが無いと感じました。

本当に人と接するのは、難しさと面白さがあると感じた勉強会の一コマでした。