集団の中にいること

先日、ふと目に付いた電車内のニュースで、
「孤食の老人は家族で食事する方に比べて、死亡リスクが1、5倍」というニュースを見ました。
家族関係のストレス影響か、という記載もありました。
最近は独居老人とかも増えており、今後が心配ですね。
カウンセリングの中でも、独り身なので将来が不安という相談もあります。
他の相談場所でも、最近は増えているというお話を伺いました。
独り身は気楽な部分もありますが、
やはり寂しいという気持ちもありますね。
人間は集団で生きる生き物なので、1人の時間を確保しつつも、
誰かと食べるという事に喜びを感じるのかもしれません。
そのような中で、ふと感じたことがあります。
それは、集まる場所の大切さです。
ご老人には介護施設を利用するという選択肢があります。
現在は介護施設に入れたいと思う方が多く、
保育所と介護施設は予約待ちで、大変な状況です。
ただ、その介護施設も本人が入りたいと思うよりも、ご家族が入れたいと思う場合が多いです。
一人暮らしで、持ち家を持っている方はまだ介護施設利用の希望は少ないと伺いました。
先ほどの孤食の老人は・・・というニュースを見ると、どうなんだろうと思います。
一人暮らし生活が長いと、集団生活に不安が出てきます。
自由が阻害される、色々と煩わしくなるのではという思いが出てきます。
もちろん、これは実際に起こることであり、
一人暮らしが良かったと後で思う方もいます。
しかし、一方で集団生活後に一人暮らしに戻ると寂しいという気持ちも出てくるそうで、
一人暮らしに戻った後に、再度介護施設に入りたいという方もいるそうです。
そこで、介護施設に入るのではなく、日中に介護施設を利用する
デイサービスなどを利用する方も多いです。
現に利用されている方も多く、喜んでいる方も多いそうです。
一方で、この記事ではご老人を対象にした調査であり、
中高年の方の調査は行っていません。
しかし、独身の方が増えている現在では、中高年や若者の中にも、
学校や会社には行っているが、深い付き合いはなく、孤食の方も多いと思います。
このような方が誰かと集まれる、一緒に食事が出来る環境があればと思いました。
私はお酒が飲めないため、時々、集まって騒いでいるお店を見て、
良いなと思ったことがありますが、お酒が飲めないので中々、入ることは出来ません。
お酒が飲まなくても交流できる所があれば行ってみたいなと思いました。
もし、ブログを読まれている方の中で、孤食の方がいれば、
時々、ご家族や友人、誰かと一緒に食事をすることも良いかもしれません。
そんな風に感じたニュースでした。