繋がりを求める気持ち

一人でいる事が気楽だったり、楽しいと思う時があります。

誰にも気を遣わず、好きなことができるのは楽しいですね。

一方で、ふとした瞬間に寂しくなることも知っています。

 

私は働きだした当初、茨城県で一人暮らしをしました。

友達の所まで片道1時間が掛かり、本当に寂しかったことを覚えています。

頻繁に友人に連絡をしていました。

それほど、寂しかったのだと思います。

 

うつ病になった時は、誰からも必要とされず、要らない存在になったように思いました。

誰の役にも立たず、役に立つこともできなくなり、

消えてしまいたいという気持ちになりました。

一方で、本当は消えたくないし、必要とされたいという気持ちもありました。

 

誰しも誰かに役に立ちたい、人に認められ、必要とされたいという気持ちを持っています。

私にもあります。

 

誰にも必要とされず、誰とも繋がりが無いと、孤独につぶされるような感覚を感じます。

ただ、本当には潰されないように、本当に全てを投げ出さないようにして欲しいと思います。

 

繋がりが欲しけれど、その繋がりが本当のものか試したくて拒否する姿勢を取ってしまうことがあることを知っています。

繋がりがある時には、嬉しいよりも面倒くさいが勝ってしまうけれど、

実際に無くなると、寂しくてしょうがなくなることを知っています。

 

繋がりが鎖のように感じて全てを投げ出したくなることがあることを知っています。

しかし、全てを投げ出した後に、非常に後悔をしてしまっている方を幾人もお会いしました。

本当に投げ出したかった、重りのように感じた繋がりは仕事や、非常に重い責任のある一部のことで、

それ以外の物は、決して捨てたくない大切な物だったという事も知っています。

 

繋がりが無くて本当に寂しい時には、寂しい、辛いと言って良いと思います。

話を聞いてほしい、話を聞きたい、一緒に居て欲しい、

そのことを素直に伝えれば、きっと居てくれる人は見つかると思います。

 

もし、そのような方が見付からなくて絶望で押しつぶされそうに感じる時には、

ご連絡を頂ければお話を聴かせて頂きます。

 

一時的にでも、そのような話を聞いて、小さな繋がりを見付けられれば、

きっと、その後に、もっと大きな、もっと大切な繋がりが見付かると思います。

その踏み台にして頂ければと思います。

 

私は繋がりを求める気持ちがあることを知っています。

繋がりが無い時の孤独感、寂しさがあることを知っています。

それは繋がりを求める気持ちの強い、弱いでは言い表せない事だと思います。

 

ただ、繋がりを求めているけれども、行動ができないのであれば、

その行動を一緒に考えさせて頂きたいと思います。

 

そのように、カウンセリングの中で感じました。

寒くなると、孤独感が増してきますね。

皆様も寒さと、心のケアにお気を付けください。