責任感の良さと悪さ

責任感を持って仕事に取り組み、仕事を完遂させることは
一緒に仕事をする人にとっては、非常に助かることです。
中途半端に仕事を放ったらかしにされると困ってしまいますし、
もし私が、カウンセリングを中途半端に終わらして帰ってしまうと
クライエントは怒るどころか、二度とカウンセリングを私から受けることは無いと思います。
一方で、責任感が強過ぎると、自分自身をしんどくするだけではなく、
周囲に対して悪い方向にいってしまうこともあります。
これは、カウンセラーとしての心構えでも言われる事ですが、
カウンセラーがクライエントの話を精一杯聴き、
専門家としての勉強を常に行うことは良い事です。
ですが、相談が終わった後もクライエントの事を考え続けて相談の事を引きずり、
カウンセラーが楽しんだり、心のリフレッシュをしないと
カウンセラー自身が潰れてしまいます。
実際に、真面目なカウンセラーが悩み相談を自分の事のように考え続けた結果、
カウンセラーがうつ病になったり、自殺をしてしまう方もいます。
そうなってしまうと、クライエントは相談場所を失う所か、
自分が信頼している相談相手がうつ病や自殺するという大きなショックを受けてしまいます。
カウンセラーの過度の責任感によって、
クライエントを苦しめるという結果に繋がることもあります。
それなら、カウンセリング以外の時は趣味を楽しみ、常に精神的に元気な状態な方が
クライエントは安心して相談をし続けられるのではないでしょうか
カウンセリング以外でも、例えば自分が怪我をして
身内に介護をしてくれる人がいたとします。
その人が自分の介護を完璧にした結果、非常にしんどそうにしていると、
ちょっとぐらい手を抜いて休んで欲しいと思わないでしょうか。
責任感は非常に良い事です。
しかし、過度の責任感は自分と、そして周囲に対して悪い影響を当たる事があります。
責任感を持ちながらも、無理はし過ぎず
自分のリラックスや楽しみを、しっかりと持ちながら、
自分も元気な状態で周りも助けられるようにして欲しいと思います
そのように頑張る方を見て感じました。