先日、ハラスメントのセミナーに参加しました。
皆さんはハラスメントがどのようなものかご存知でしょうか。
ハラスメントは迷惑行為やいやがらせなどの意味だそうで、
現在、30種類を超えるハラスメントがあるそうです。
凄い多いですね。
セクハラ、パワハラなどは有名なものですね。
最近多いのは、スメルハラスメント(臭いで人に迷惑を与える)や
アカデミックハラスメント(大学内でのいやがらせ)などもあります。
セクハラは男性が女性にするように思いますが、
最近では逆の女性から男性もあり、
さらにはLGBT(レズ・ゲイ・バイ・トランスジェンダー)に対して
女性らしさや男性らしさを求める行為、
またはトランスジェンダー(性転換者)に対して、性別に関する話をすることも
セクハラだそうです。
そして追加で、そのような人たちの耳に入るような声の大きさで
性に関する話をすることも駄目だそうです。
LGBTの方は8%いるそうです。
13人に1人いる計算ですが、ただ自らの公表数字であるため、
実際にはもっといるかもしれません。
もしかすると、もっと多くの方がいるかもしれません。
そのような方々への配慮が必要とのことです。
このような話になると、肩身が狭くなったとか、
どんな話題で話をすれば良いのか分からない、
なんて感じる方もいると思います。
そのセミナー講師が仰っていた例で、
あるイベントがあった時に、軽食を振舞ったようで、
お皿とかが残っていたそうです。
その片づけを男性方が見ているだけで動いていなかったので、
女性はそのような片づけをして当然と思うことも
一つのセクハラの考え方だと仰っていました。
そこで、男性たちに「片付けは女性の仕事じゃない、男性も片付ける!」と
仰ったそうです。
ふと、その男性がそのような事を言うのは、男性だから手伝うべきという
パワハラだと感じたら、どのようになるのだろうと思いました。
もしかすると、女性も男性も片づけをしない状況が、
お互いにハラスメントにならない状況かもしれませんが、
それはそれで、何だかモヤモヤしてしまいます。
このハラスメントという考え方は、
多様な人の考え方、価値観を大切にしようという想いから生まれたのだと思います。
その考え方は素晴らしいと思います。
ただ、この考え方も過剰になり過ぎると、
何も出来なくなってしまいます。
一番良いのは、ハラスメントの考え方を理解し、
お互いがお互いの個性を尊重しながら、半歩ずつ、譲り合う。
そのようにすると、お互いがぶつかることも無いのかなと思いました。
私も人にハラスメントだと思われないように注意しながら、
自分自身はおおらかに過ごしたいと思う今日この頃です。