蛤御門

週末に、京都に行く用事があり、京都御所の近くを通りました。
そこで、蛤御門を見た際に、「蛤御門の変」という言葉を思い出しました。

皆さん、「蛤御門の変」をご存知でしょうか。
別名を禁門の変とも言うそうです。
これをご存知の方は教養のある方だと思います。

私は、思い出せなかったので、すぐに調べてみました。
そうすると、幕末に長州藩が攻めてきた際に、幕府軍が守り、
大砲を準備し迎え撃った激しい戦闘となった場所でした。

ドラマ『仁』をレンタルビデオで見た際に、
激しい戦闘シーンがあった事を思い出しました。
この門で、あのような戦闘があったと思うと、
何とも言えない気持ちになりました。

平和な世の中で良かったと思う気持ちと、
そのような戦闘、戦争、闘争を乗り越えて、
今の世の中があるということを、すぐに忘れてしまいそうになる
複雑な気持ちです。

現実、北朝鮮の情勢が不安定であり、
一人の決断で、簡単に戦火がまた起こるかもしれない状況です。

平和な時代、平和な世の中は、この世界の中でも希少で、
多くの人の尽力の結果、成り立ってきたのだと思います。

しかし、それを生まれた時から平和な時代で生きている私は、
ついつい、それを忘れてしまいそうになります。

ただ、日本の歴史を紐解くと
現在、暮らしているすぐ近くでも平和や安心の為に
多くの戦闘があったのだと思います。

 

歴史に残る戦いもあれば、

小さな村同士の、自分たちの仲間を守るための戦争、

さらには、「ええじゃないか」のような

力を用いないような世直しの主張など

色々な主張のぶつかり合い、戦争があった上で、

現在の生活をご先祖様たちが獲得したのだと思います。

 

もしかすると、ご先祖様は勝ったかもしれませんし、

負けたかもしれません。

ただ、頑張って戦って生きてきたのだと思います。


それを忘れずに、平和を感謝して生きていきたいと

何となく、歴史の教科書に出てくる

蛤御門を帰りに見ながら感じていました。