変化の決断と覚悟

カウンセリングの中で、自分の弱い所や

改善すべき所が見付かる瞬間がくることが多くあります。

 

その部分は、自分自身の悩みや、人間関係のこじれなど

自分自身が人生の中で乗り越えるべき課題ともいうべき、

自分自身が変わる為に見つめるべき自分の見たくない部分に気付くのです。

 

この部分に気付いた後に、見なかったことにするか、

それとも、覚悟を持って向き合うかを決断することが必要になります。

 

自分自身の課題や弱さと向き合わずに生きていくことも可能です。

その場合には、人間関係のこじれや、悩みは中々、解決が出来ませんが、

その悩みによるしんどさを覚悟すれば、そのまま生きていくことができます。

 

ただ、やはり自分自身を成長させたい、

変わっていきたいという意思があるのであれば、

自分の弱さや見たくない部分を見つめる必要があります。

 

この変化の決断をした後には、

少しずつ自分の弱さや、改善すべきところが出来た理由や、

自分がなぜ、その部分にこだわるのかを見つめ直していくと

色々なことが発見していきます。

 

例えば、私の場合には、弱い自分自身を守る為、

自分が嫌われているかもしれないという考えたくない想いから目を逸らすために、

人を遠ざける、遠ざかるような言動を繰り返していました。

 

しかし、私は人が好きなので、無意識の人を避ける言動により、

より寂しさを感じて、さらに他人との距離感も分からず、

何とも言えない寂しさを抱えていました。

 

そこに気付いてからも、人との距離感や接し方、

自分は嫌われているかもしれないと思いながらも、

相手に好意を伝えることなどは、自分にとってしんどいことでした。

 

ただ、これらの行動を続けることにより、

自分自身の弱さに向き合い、多くの方から支えられて、

ここまでお仕事をさせて頂くに至りました。

 

私は自分の弱さや、過去、見たくない部分と向き合えてよかったと思います。

非常に辛かったですが。

 

先日、あるクライエントの方が、

カウンセリングの中ではなく、生活の中で、自分自身の課題や弱さを発見された方がいました。

そして、カウンセリングに来た時に、そこに向き合いたいという決断を

宣言された方がいました。

 

私は、非常に凄いと感じました。

この決断と、向き合い続けるという覚悟を私は少しでも支えられ続けるように

支援をしていきたいと思いました。

 

そんな風にクライエントから力を持って生きる今日この頃です。