バイオ・サイコ・ソーシャルモデル

私はカウンセラーとして心を扱っています。

 

この心ですが、悲しい・寂しいという感情だけではなく、
「正しいことをしなければいけない」「失敗してはいけない」などの考え方や
思い込みという思考の部分も扱っています。

 

心理学という学問ではこれだけではなく、
さらには梅干を見ると唾液が出てくるという生理的反応や
すぐに感情的になる人には、積極的にコミュニケーションを取り、
段取りを持って話すことを通して前頭前野を活性化させるなどの
トレーニングまで扱っています。

 

唾液の話は「パブロフの犬」という言葉を聞いた事がないでしょうか。
後者のコミュニケーションは、ソーシャルスキルトレーニングという名前で、
最近、取り組まれている内容です。

 

ソーシャルという言葉の通り、カウンセラーは個人の心だけではなく、
社会との繋がり、人間関係の繋がりも対象としています。

 

このようなバイオ=医学的な生理現象、サイコ=心理学的内容、
ソーシャル=社会的な内容を扱うという事で、
バイオ・サイコ・ソーシャルモデルという考え方があります。

 

カウンセリングの中で、心の問題だけを取り上げる訳ではなく、
体の不調で心の不調が起こっていないか、
心理的な不調が取り払われても社会的な繋がりを持って元気になれるのか
そのように3つの側面から捉え、理解し、支援する方法です。

 

私も、クライエントの支援をする際には、
心を中心に扱いますが、それだけだと本当のクライエントの
幸せや元気には繋がりにくいと考え、
他の2つの側面も含めて支援をするように心掛けています。

 

傾聴で、しっかりと心を受け止めることは非常に大切です。
認知という、物事の捉え方を変えることができれば、
現実から受け止める印象が変わり、物事が良くなることが非常に多いです。

 

そこに加えて体の生理学的なこと、社会的なことも加えて、
クライエントの幸せを考えていきたいと思います。

 

その為、私は心理カウンセリングだけではなく、
キャリアカウンセリングも学習し、支援させて頂いています。

 

医療的な行為はできませんが、
もし社会的なこと、仕事やキャリア的なことも相談したいときには
お声掛けください。