他人の辛さ

私には兄弟がいます。

その一番下の妹は、アトピー性皮膚炎を小さい頃から持っていて、
小さい頃から痒くて非常に辛そうな思いをしていました。
私も小さい頃は「かかないように」と言っていましたが、
その辛さは理解できていなかったです。
特に辛そうなのは、夜で寝ていても身体中をかいており、
痒くて寝苦しいときもあったようです。
普段から痒いだけでなく、
夜には眠れないぐらいの痒みや、無意識にかいて起きてしまうというのは
本当に辛いですね。
私も突然、4日前からアトピーのようなものが
身体中にできてしまいました。
はじめは汗疹と思っていました。
肘の内側などが痒かったのです。
今まで通りかかなければ治るだろうと思っていたのですが、
なかなか治ることはなく、
気づけば太ももや、二の腕から手の甲まで広がっていきました。
お盆休みで病院も休みなところが多く、
すぐに病院に行けなかったことも、この症状が広がる原因だったと思います。
起きている時には、痒くても我慢ができるのですが、
眠気が出て、理性が働かなくなると無意識にかいてしまい、
かいている刺激で起きてしまう。
そして、我慢してかかなくても、ウトウトし始めると
またかいて起きてしまう。
そんな事がありました。
私はまだ起きている時には我慢できますが、
子供は起きている時にも我慢は出来ないと思います。
起きている時も痒くて、
寝るともっと痒いし、かいて眠れない。
非常に辛いと私は思います。
他人の辛さは、辛いだろうということは『理解』できても
『実感』や『体感』することはなかなかできません。
本当なら、『実感』や『体感』ができると良いのですが、
難しいので、想像し味わって共感することしかできない事が多いです。
しかし、このアトピーになったことにより、
四六時中、痒いことの辛さを今まで以上に理解できたと思います。
ただ、私はまだなったばかりです。
長年、アトピー性皮膚炎を患っている方の辛さまでは体感できていません
今後も、他人の辛さにしっかりと向き合い、
少しでも実感に近づけるように傾聴させて頂きたいと思う今日この頃です。