機械と人の距離を縮める

最近、面白い記事を見させて頂きました。

何処の大学の教授か忘れてしまいましたが、

「何故、人は車酔いをするのか」という記事です。

 

その教授が注目したことは、

運転手は車酔いしにくいが、助手席の方は車酔いしやすいという事でした。

これは何故でしょうか。

 

その教授は実際に運転している車にカメラを設置し、

どのように体や頭が動き、視線が動いているかなどを調べました。

そこで気付いたことは、運転手と助手席に座る方の頭が

カーブを曲がる際に、逆方向に動いているという事です。

 

運転手は右折する時に、頭を右側に傾けるそうです。

そうすると、遠心力が働く方向とは逆方向に頭を傾けるので、

頭が振り回されないそうです。

一方の助手席に座っている方は、右折する際に遠心力のままに左側に頭が傾き、

遠心力に引っ張られるように軽く頭が振り回されていたそうです。

 

ここで教授が考えたことは、この頭の傾きを改善することができれば、

車酔いを大幅に軽減できるのではと考えたようです。

 

そして、現在考えていることは、自動車の中で遠心力や慣性を改善することで、

快適なカーライフが過ごせるのではないかと考えているようです。

この教授が仰っていたことは機械と人を調和させ、もっと距離を近づけるということです。

 

私はこの話を聞いて、面白いと思いました。

心理カウンセラーをしていると、自然が心に良いと思うので、

ついつい機械などはどうかなと感じてしまうことがあります。

 

しかし、最近ではソフトバンクのペッパー君などの受け答えをするロボットが

何回話しても飽きもせずに、しっかりと対応してくれる心の安定に繋がっている方もいます。

機械は決して悪いものではないのかもしれません。

 

今後、もっと科学が進んでくれば、機械がもっと私たちに寄り添って、

もっと私たちの生活を支えてくれるようになるかもしれません。

そんな時代が来れば非常に嬉しいですね。

 

そのような世界を目指し、頑張っている研究者や教授が数多くいるのだと感じました。

非常に凄くて、素晴らしいことをされていると思います。

 

私は科学者や研究者ではなく、教授ほどの賢さもありませんが、

人の支えになることであれば、負けずに出来る限り頑張りたいと思いました。