程よい刺激

刺激のない場所で、のんびりとリラックスしたい。

そんな風に思う方は、疲れている方かもしれませんね。

私も、涼しい森の中で、のんびりしたいと思うので、少し疲れているのかもしれませんね。

最近はクーラーを付けて、極力、熟睡するように心がけています。

 

最近の大きな刺激は暑さだと思いますが、

都市部で生活していると、音や光、人込みなど

沢山の刺激があります。

これらの刺激は無くなれば良いと思いますね。

 

ただ、そのように刺激のない場所で過ごしたいと思っていても、

人には程よい刺激が必要です。

 

感覚遮断実験というものがあります。

視覚や嗅覚、聴覚などの感覚を遮断するという

どのようになるかという実験です。

 

この実験で刺激を遮断すると、少しずつ人は刺激が無い状況に耐えることができず、

自ら刺激を作り出そうとします。

 

例えば、人は部屋の中で一人で居て、テレビや音楽もない状況で居ると、

独り言を話し始めたりします。

 

さらに、アイマスクなどで視覚を遮断していると、

少しずつ幻覚が見え始めるようになります。

人は何の刺激もない状況だと耐えることができなくなるので、

人には適度な刺激が大切なのです。

 

就職活動の相談をする際に、時々、昇進や給料は求めないので、

怒られたり、ノルマを求められたりなどの

刺激が無い所が良いと仰る方がいます。

 

しかし、刺激が無いと人は刺激を求めるものです。

仕事でもノルマや目標が無くても、刺激が無い仕事が良いと仰る方も、

本当に刺激が無いと張り合いが無いと感じて嫌になる方が多いです。

 

程よい刺激が人には必要です。

それは感覚でも必要ですし、仕事でも必要です。

過労をする必要はありませんが、

適度に頑張り、適度に休む、そんなことが非常に大切だと思います。

 

そこが一番、難しいと思う方も多いと思いますが、

初めから、諦めずに、程よい刺激を求めてはいかがでしょうか。

そのようなことを、仕事を探す若い方を見て感じた今日この頃です。