カウンセリング指導をする中で感じたことがあります。
それは、「動じないように」ということです。
カウンセリングの場面では、想像以上のお話を聴かせて頂くことはよくあります。
本当に辛い状況を味わった方や、
本当に些細な事でも真剣に受け止めて非常にしんどくなってしまう方。
壮絶な人生を歩んでいる方もいれば、
平凡すぎて嫌だと悩んでいる方もいます。
それぞれ、様々な悩み、様々な思いがあります。
それは人から見て大きい悩みでも、小さな悩みであっても、
その人にとっては大きな悩みです。
そんな時に、話を受け止めるカウンセラーは、
動じてはいけません。
それは、壮絶な悩みに対して動揺してしまうと、
クライエントはしっかりと話をすることができないという理由があります。
さらには、小さな悩みだと勝手に判断されてしまうと、
その悩みで本当に悩んでいる人にとっては安心して相談することではありません。
そして、しっかりと話を聴いていくと、
小さな悩みだと初めに感じたとしても、すごく大きな悩みに繋がっていることもあります。
勝手に判断することは決してしてはいけません。
そのために、共感はしたとしても、動じてはいけません。
これは、カウンセリングの話だけではなく
子供の相談に乗ることや、同僚や友人の話を聴くときにも通じると思います。
子供の悩みは大人から考えると小さいと思うかもしれません。
しかし、子供にとっては、大きな悩みかもしれません。
その小さな悩みがいじめなどの大きな悩みに繋がっている場合もあるかもしれません。
動揺だけではなく、勝手に小さな悩みだと考えて、
動じないように、しっかりと話を聴くとことが大切だと感じました。
カウンセリングの試験が来月に控えている方も多いと思います。
どうか、それまで練習を繰り返し、動じないように練習していきましょう。