退位

本日、退位法が設立し、

平成天皇が上皇となり、お役目から退くことが決定されました。

私個人としては非常に喜ばしいことと思います。

 

その理由は、天皇というお役目、皇太子というお役目は

日本国民の象徴であり、それを果たすには非常に大変労力があるからだと思います。

 

私もそれほど詳しく知っている訳ではありませんが、

宮内庁の統括で様々な式典や交流が決まっていきます。

その式典や交流中には例えばトイレに行きたいと思っていも

行けないことは普通で、むしろ一日の内、この時間はトイレに行っても良いなど

厳密にスケジュール管理がなされているとの記事を読んだことがあります。

 

さらに、一般の仕事のようにONとOFFがある訳ではなく、

年中、365日天皇は天皇であり、皇太子は皇太子です。

気が休まる時は本当に少ないと思います。

 

そのお役目を果たすためには非常に苦労が多いと思います。

非常に優秀な雅子様も適応障害で体調不良になるぐらいに、

本当に大変なお役目です。

 

それを嫌な顔を見せず、務められてこられたのは

本当に尊敬します。

 

その大変なお役目を高齢の為、全うできないと考えて

退かれることは非常に大きな決断もあったことだと思います。

それでも、自分のこと、周囲のことを考えて

ご決断され、お声を出されたのかと思います。

 

この決断に対して参議院では満場一致での可決だったので、

多くの方が賛同されていたのかなと思います。

 

私は幾度か、こちらで神道の考え方は好きだと述べました。

それは八百万の神々の考え方や、天岩戸の物語での神々の人間臭さであったり、

さらには、神社の御鏡信仰の考え方などが好きです。

 

その神道の神様の子孫が今の天皇に繋がるようです。

その為、現人神(あらひとがみ)という考え方に繋がります。

 

ちなみに、現人神という神と扱われても

他の宗教のように人を救ったり、超常的な力を発揮したり、

極楽浄土に連れて行ったりなどのことを期待されることはありません。

神道では神様はただ在るだけの存在であり、その在るを私たちがどのように捉えて、

調和を取っていくのかが大切だと考えています。

 

その為、天皇が神として扱われても、全く問題なく、

ご神木と一緒に過ごし、見守られていると思いながら、

生活するという感覚が近いと思います。

 

ただ、私たちが生活するのを見守り、遠くから言葉は無くても励ましてくれている

そんな存在だと私は天皇に関して感じています。

 

誰も味方が居ないと思う方がいるかもしれません。

しかし、私たち人間や生き物は、地球があり、太陽があり、多くの存在に見守られて生きています。

さらに日本人には天皇という見守り励ましてくれている象徴もおわします。

 

直接的にお金などで手助けされると私は弱い人間なので甘えるかもしれません。

ただ、見守ってくれるだけなので、自分のできる範囲で頑張りながら生きていこうと思います。

そんな丁度よい、無くてはならない存在が天皇だと感じております。

 

そのように見守り続け、お役目を果たし続けて下さった

平成天皇は本当にご苦労様でした。

本当にありがとうございます。

そのように遠い地から感じた今日この頃です。