自殺

自殺というと話題として避けたくなるかもしれません。

しかし、今回はこの自殺について書かせて頂きます。

 

日本は非常に自殺が多い国です。
2年前までは自殺者数が毎年3万人を超えていました。

3万人の自殺者というと多いのか少ないのか
分からないという人がいるかもしれませんが、
第二次世界大戦時の日本人の死者数(民間人・軍人含む)が
凡そ3万人と言われているので、
毎年、日本では第二次世界大戦が起こっているぐらいの死者が
自殺として出ていると聞くと、規模が想像できるでしょうか。

先日の発表で日本は世界の自殺率6位でした。
先進国の中でダントツの1位であり、社会不安が強い国に等しく、
通常では考えられない状況です。

特に女性の自殺率が3位と非常に悪い状況だそうです。
将来の不安、閉塞感、人間関係など様々な要因があるかもしれませんが、
非常に悲しいことだと私は思います。

自殺は本人の意思で行うので、本人の責任と考えている人がいます。

日本では自己責任論のような考え方があります。

しかし世界的には自殺は防げるものであり、

国として防がないといけない問題だと考えられています。

WHO(世界保健機関)では、自殺は防げる病だと言われています。

 

自殺をする方は、通常の元気な精神状態ではありません。

非常に辛かったり、漠然とした不安が合ったり、

誰も味方を感じられない孤独感があったりなど

様々な心境、状況から自殺を選択してしまいます。

 

私も自殺をしたいと思った時があります。

あるアンケートでは、8割の方は一度は自殺をしたいと本気で思ったことがあるそうです。

ただ、それを留まる理由は家族や友人などの社会的繋がりなどです。

自殺を防ぐには社会的な繋がりが非常に大切と言われています。

 

それ以外に、自殺が怖いなどの理由もあるそうです。

私は怖くても、臆病でも良いと思っています。

生きているのなら良いと思います。

 

むしろ最も怖いのは、自殺をするしかないという

追い込まれた思いに捉われてしまうことが怖いです。

その状況を少しでも変えていければと思います。

 

私にできることは少しの力しかありませんが、

それでもこのような状況を改善するために行動していきたいと思う今日この頃です。