キャリア支援

私は、まだまだ若輩者ではありますが、
キャリアコンサルタントの指導をさせて頂くことがあります。
特に最近では、キャリアコンサルティングの指導をして欲しいとの依頼を頂く事があります。

この背景として、キャリアコンサルタントの国家資格化があるのでしょうか。
ただ、問合せがくる物がキャリアコンサルタント技能士検定2級の依頼が多いので、
関係が無いかもしれませんが。

この資格ですが、国家資格と技能士検定、どちらが上か混乱される方が多いですが、
一番上がキャリアコンサルタント技能士検定 1級 指導者レベル
次が   キャリアコンサルタント技能士検定 2級 熟練レベル
一番下が国家資格キャリアコンサルタント      標準レベル
となっています。

本来は技能士検定も国家資格なのですが、もっと人数を増やそうと考え、
国家資格の枠を増やしたという感じになります。

そして、私の所に指導の依頼に来てくださる方は標準レベルと熟練レベルです。
私は、現在、熟練レベルの資格を有しており、
指導者レベルは5点足りず不合格になってしまいましたが、
必ず今年こそはと考えています。

さて、このようなキャリア支援ですが、
一般的なイメージとしては就職支援、転職支援のイメージが大きいです。
確かに一番、イメージしやすく、必要とされる点も分かりますね。

しかし、現在のキャリア支援はこのような就職支援、転職支援も必要ですが、

それと同じく求められている支援が二つあります。
高校生や大学生に対して、仕事や将来的な働き方を考えて貰うキャリア教育支援
そして、すでに働いている人に対して、キャリアアップなどの
働く中での成長、変化への対応を相談していくキャリア形成支援があります。
これらが必要とされている背景は、
就職活動の753と呼ばれる、3年以内の離職率の高さが問題となっており、
今までの就職支援だけではなく、就職後の働くイメージや、
働く先のキャリアという考え方が必要になってきているからです。

そして、特に、働く中での支援が必要とされています。

働いている中で、キャリアを考えろと言われてもそんな事に意味はないと思われたり、

暇は無いと言われるかもしれません。

 

しかし、昇進などの仕事の変化、結婚や子育てなどの家庭環境の変化、

これらに上手く順応できず、つまづく方もいます。特に社会変化も激しく、

自分は変わらなくても外部環境の変化により

自分自身が変わらないとやっていけないという時が多くなっています。

 

このような変化に対して、仕事が忙しく自分のことを振り返ったり、

自分の将来を考える機会がなく、気付くと自分の立ち位置を見失ってしまうという方もいます。

 

実際にご相談される方の中には、

自分のキャリアアップが見えずに、転職を考える方もいましたが、

仕事内容や取り組んできた事、そしてやりたいとことを整理すると、

今の職場でのキャリアアップを見付けて、満足だと仰る方がいました。

 

転職が駄目だという訳ではありませんが、

現状も将来も方向性が決まらず、とりあえず辞めれば何かが変わるかもしれない

そのような想いで後悔する人を減らしたいとは思います。

 

そのような為にも、働く中でもキャリアを考えることは非常に重要なことです。