役割を演じる

先日、未来日記という言葉を目にしました。
それはアニメのようでしたが、
ふと、昔に好きだったウッチャンナンチャンのテレビ番組であった
未来日記というものを思い出しました。
それは、未来日記という、日記があり、
未来のことが書かれています。
例えば「明日、空港で電話が鳴り、○○は○○と初めて出会う。」や、
「別れ際に、○○は○○の頬に口づけをした」などが書かれているのです。
そして、出演者は、日記に書かれていることはその通りに、
行わなければいけないのですが、
日記が渡されるまでの途中段階はお互いに自由に過ごして良いというのです。
当時は、やらせなどの話もありましたが、
若かった私は、単純に好きで、見ていてドキドキもするし、
楽しかったです。
ただ、いま改めて考えると、やらせであったとしても、
本人たちは本当に恋愛していたかもしれないと私は思います。
人は役割を演じようとするときに、本当にその通りに振る舞うことがあります。
スタンフォード監獄実験という心理学で禁じられている実験では、
一般人を集めて看守チームと囚人チームに分けて、
14日間観察しようとしました。
しかし、実験初日はふざけあっていましたが、
2日目以降は、本当に看守チームは看守のように暴言を言いはじめ、
3日目には囚人チームは、非常に怯えるようになったそうです。
このように役割を演じようとすると、
より積極的に同じような心境になっていくので、
未来日記でも恋愛しようと考えて、その役割を演じると、
本当に好きになっていくのかもしれないと思うのです。
私もカウンセラーだし、カウンセラーでありたいと願って
その役割を演じようとしているので、
カウンセラーとして振る舞えていて、
カウンセラーとして少しかもしれませんが、
クライエントの気持ちを汲み取れているのかなと思います。
今は3月で、来月から新たな新社会人が世の中に出ます。
その中には、不安を抱いている方も多いと思いますが、
自分は社会人であり、積極的に、役割を担おうとすると、
社会人らしい考え方や気持ちに、早くに近付いていくと思います。
万が一、そこでしんどくなってきたら、
すぐに相談に来てください。
私はカウンセラーの役割を全うして、
しっかりとお話を聴かせて頂き、
少しでも元気を持って頂けるように関わりたいと思います。