感覚を信じる

体や心に気を配ることはありますか?

瞑想でもしながら、自分の体や心に集中することはありますでしょうか。

 

クライエントの中には身体表出という、

体にストレス反応が出て、腕がしびれたり、

肩が重くなるということがあります。

さらには、喘息やアトピー、頭痛、発熱も一般的です。

 

風邪などの病気でもないのに、38度の熱が一週間下がらなかったり、

肩が重い、体がだるいという事があれば、

それは体がストレスがしんどい、少し休みたいということを訴えかけているのかもしれません。

 

うつ病の指標の一つに2週間以上、睡眠障害(不眠または過眠)があります。

休むのは眠るだけではなく、体を動かす、

温泉に浸かる、自然の中でゆっくり過ごすなども必要です。

 

 

カウンセリングの最中は、クライエントの話に集中します。

ただ、同時に私は自分の心や体にも意識を向けています。

 

何となく、心がモヤモヤする、話を聞きながら腕がムズムズするなど

普段とは違う感覚がした時には、その身体症状がどうして出るのかを考え、

クライエントにお伝えしています。

 

そうすると、心がモヤモヤするところが、同じくクライエントもモヤモヤしていることがあり、

クライエントの気付きに繋がることもあります。

 

心や体の反応は、もしかすると頭で考える以上に何かを感じ、

自分自身に訴えかけているのかもしれません。

 

体がおかしいと感じた際には、ゆっくりとどうしておかしいと思うのか、

どうしておかしい感じがするのかを、心と体に耳を傾けてみると、

何か、自分自身の問題が解消されるヒントがあるかもしれません。

 

自分自身の感覚を信じてみてはいかがでしょうか。

そのようなことを、自身のストレスに気付いていないクライエントのお話の中で感じました。