地域の風習

もうすぐクリスマス、そして年末、お正月と近づいてきましたね。

年越しの準備は済んでいますでしょうか。

私は、バタバタとしており、全く年末の準備が整っておらず、

どうしようと内心焦っている状況です。

 

今年は引っ越しがあったので、新たな場所での年越しなのですが、

最後までバタバタしそうです。

 

さて、そんな年末ですが、少し面白いお話を伺いました。

それはおせち料理の話です。

皆さんは、おせち料理をいつ食べるでしょうか。

私はお正月から食べ始めると思っていましたが、

北海道では大晦日から食べる地域があるそうです。

へ~と思いました。

 

そういえば地域によって、お雑煮を赤みそか白みそかと分かれているところもあると聞いたことがあり、

おせち料理を大晦日から食べるところがあってもおかしくないなと思いました。

 

ただ、この地域の風習もすんなりと溶け込める人もいれば、

違和感を抱いて、なかなか馴染めないという方もいます。

特に田舎に引っ越した時や、嫁いだ先で考えていた風習や生活と違い、

細かい風習でストレスを感じて、適応障害と診断された方もいました。

大変ですね。

 

このような地域の風習も、長年の歴史があるものですが、

元を辿ればそこに住む人がなんとなく始めたことが始まりだったりします。

私の地元である岸和田で有名なだんじり祭りも、

普段は閉まっていて入れないお城の中の神社に

住民が入っても言いよと言った際に、住民がうれしくなって

「だいじりたった」と言って台車に乗りながら参ったのが始まりらしいです。

 

それが数百年たった結果、テレビにも取り上げられる伝統ある祭りになっています。

初めに興奮して台車に乗って騒いでいた住民が聞くと驚くかもしれませんね。

 

地域の風習も、きっと始まりは何となく始まったことが、

長年続いているという結果、守られる伝統になっています。

それを守ることは大切な価値ある事とは思います。

 

しかしそれを守らないと人を攻撃したり、

気を遣わせてストレスを掛け、病気にしてまで守らなければいけないものでしょうか。

初めに何となく始めた人が知ると、それこそ「そんなつもりは全くない」と驚き否定すると思います。

 

地域の風習を大切に思う気持ち、

そして、馴染めない人にも寛容に見守る気持ち、

その二つが両立できれば良いのにと思う今日この頃です。