予想もしない事こそ前向きに

今の自分の人生は、想像した通りに進んでいるでしょうか。

それとも、予想もしなかった人生を歩んでいるでしょうか。

 

10年前の私はカウンセラーになるなんて思っていませんでした。

うつ病という事がきっかけでこの世界を知り、

勉強し、カウンセラーとして多くの方に関わらせて頂いております。

 

一方で、予想した通りにいかない。

あの人が来たせいで上手くいかない。

というようなご相談を聞く機会が非常に多いです。

 

それまでの人生は概ね自分が予想した通りだったけれども、

何か一つ歯車が来るだけで仕事や人生、人間関係に悩み、

ストレスで動く事ができないという方もいます。

 

クランボルツという方の考え方の中に

計画的偶発性理論(プランド・ハプン・スタンス)という物があります。

この方が調べた結果として人生の出来事の8割は偶然の出来事であり、

その出来事をどれだけ前向きに捉えるかによって、人の成長度合いが変わるというものです。

 

例えば、受験を失敗し希望した大学に行けなかったとします。

その時に、受験を失敗した自分はこの先の人生も絶望しかないと考えると、

本当に絶望が待っている可能性があります。

 

一方で、受験を失敗して悔しい、だったら望んだ大学ではないけれども、

ここで頑張ってやる!と考えて、大学の中で難関の資格に向けて挑戦し、

合格して非常に立派な仕事をなさる方もいます。

実際にこの方は、大学に落ちて良かったかもしれなと仰っていました。

 

もし本来、望んだ大学に行っていると、そこで満足し、

大学の間に猛勉強して、難関資格に挑戦をするという選択をしなかったかもしれません。

挫折こそが、道を開けたかもしれません。

 

私も、うつ病で仕事を辞めなければ、

今もどこかで、常に毎日に不満を抱えながら生活をしていたかもしれません。

うつ病になって良かった、うつ病になって人の心の弱さを感じることができて、

少しでも頑張りたいともがく方の手助けをさせて頂けることの有り難さを感じることができる、

そんな風に思えます。

 

予想もしない、自分にとっては想定外の最悪なことこそ、

前向きに捉える方法を探し、それを乗り越えてみると、

予想通りにいった自分以上に成長した自分に出会えるかもしれません。

 

これは、ただの願望や、根拠のない励ましではなく、

心理学、キャリア理論の中で、多くの統計に裏付けられた

しっかりとした理論です。

 

予想もしない事こそ前向きに捉えていきましょう。

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    old-island (水曜日, 14 12月 2016 01:35)

    励まされます

  • #2

    raku-raku (土曜日, 17 12月 2016 12:33)

    本当ですね。成長した自分に出会えるといいなぁと思います。