良い物に固執しすぎない

非常に美味しいものや、食べると健康に良いもの、

手軽にできる運動や、ちょっとお得な情報。

ついつい良いものは色々な人にお勧めしたくなりますね。

 

私もその気持ちは非常に分かります。

私も周りに言いますし、そのような情報を聞きたくなります。

 

しかし、その中で気を付けなければいけないことは、

良いものに固執しすぎないことだと最近感じました。

 

そのきっかけが、断捨離です。

ある方が断捨離に取り組んでいるようで、

物を捨てると凄くスッキリしたようです。

 

私が気管支炎ぜんそくで軽く咳をすると、

物を捨てればぜんそくが治ると言われて、少し困ってしまいました。

 

それほど、物を持っている訳ではなく、ぜんそくも寒暖差のせいなので、

一定の温度に落ち着いてくれるとぜんそくは出ないのですが、

自分自身が断捨離で色々と上手くいったからと言って、全てが良くなるわけでは無いと思います。

 

ただ、人はどうしても自分が良いと思う考えや物を勧めたくなります。

それは、健康や食事だけではなく、結婚や子供なども含まれると思います。

 

もちろん、結婚や出産は喜ばしいことだと思います。

当人同士が望み幸せであるならば、それは目出度いことだと思います。

 

しかし、職業柄、様々な家庭や事情を見てきました。

親に虐待されて育ち、子供を持つことを怖がる方もいました。

異性に暴力を振るわれ、結婚どころか異性に恐怖を抱いている方もいました。

 

人にはそれぞれ様々な背景があります。

そこを考慮せずに、自分が良いと思う物を勧めると、

返って相手を傷つける事に繋がるかもしれません。

 

あるカウンセラーは非常に熱意を持って仕事に取組み、

こうすべきだという信念を持っていました。

しかし、それはクライエントが必ずしも望んでいるのかは分からず、

自分が思う幸せ像を相手に押し付けるだけになっている方もいました。

 

自分が良いと思う物は、ついつい様々な人にお勧めをしたくなります。

その気持ちは分かります。

ただ、その時にお勧めするのは一度だけに留めてみてはいかがでしょうか。

出会う度に、勧められると相手も非常に困って会いづらくなるかもしれません。

 

自分が良いと思う物に固執しすぎず、

相手が良いと思う物と、自分が良いと思う物を両方尊重できれば良いのではと思います。

 

このような考え方も私が良いと思う考え方なので、

こちらで書くのも一度きりにしようと考えています。

もう一度、書いているのを発見しましたら、

それは私が以前にこのような記事を書いたのを忘れているのであり、

押し付けているのではないと思って頂ければ幸いです。