自分を追い込む考え方

自分自身を追い込んでしまう考え方が幾つかあります。

 

例えば、全てを自分の責任と思ってしまう考え方や、

自分は小さい頃にこうだったから、自分は幸せになれないという思い込み、

さらには、自分のしんどさや辛さ・弱さを人に見せると馬鹿にされると思って、

人に助けを求められない自尊心など

様々な自分を追い込む考え方があります。

 

うつ病でしんどいと思う方などの中にも、

このような自分で自分を追い込む考え方をしている方も沢山いました。

 

責任感が強すぎて、責任を果たせない自分を責める方、

様々な上手く行かない原因を自分の責任だと抱え込んでしまう方。

0か100かで物事を考えてしまい、完璧に出来ない自分を責める方もいます。

 

ただ、このような考え方をしてしまって、しんどくなってしまい

病気になってしまうと、周りにいる方が心配をします。

さらに長期間に渡っての病気になると、その人の人生自体がしんどくなってしまいます。

 

それであれば、責任を果たせなくても、

他の人に迷惑を掛けても、70%の達成率であっても、

それで自分が苦しくならず、そして周りの人にも大きな迷惑を掛けないのであれば、

それも一つの方法だと思います。

 

大切な部分は100%の力を発揮し、他の部分では50%の力を発揮し、

そして平均すると70%の力で生きていく、

そういうこともありだと思います。

 

仏教の基礎であるブッタが生まれた当初はバラモン教という宗教がインドでは流行っており、

苦行を耐え抜くことで悟りに至ると考えられていました。

 

しかし、ブッタは自分を苛め抜いたとしても、その先に悟りは無く、

何も無いと考えました。

むしろ大切な考えは中庸という考え方だと説きました。

 

ギターなどの弦楽器はゆる過ぎると音が鳴らず、張り詰めすぎると弦がちぎれ、

音は鳴りません。

程よい、張りが良い音を鳴らします。

 

常に100%は張り詰めすぎていると思います。

自分を苦しめる、しんどくしてしまう考え方、自分を責める考え方は

全て苦行だと思います。

その先に、何か良い事があればいいですが、もし無さそうであれば、

自分を追い込む考え方を変えてみませんか?

 

中庸という程良い感じの考え方を身に付けられると、

自分自身が楽になるかもしれません。

 

そのようなサポートを私は是非ともさせて頂きたいと考えています。

そのように感じながらカウンセリングさせて頂いている今日この頃です。

もし、自分を追い込む考え方を感じたら、是非とも周りの方への相談や、

こちらへお問合せ下さい。

 

よろしくお願い致します。