ストレスの捉え方

ストレスは体に悪影響があります。

ストレスが募ると体調不良になり、しんどくなってしまいます。

うつ病などの精神疾患の原因にもなるので、

ストレス軽減は大切です。

 

そのようなことを幾度かこのブログでも伝えてきました。

しかし、最近研究ではストレスが必ずしも悪いものではないということが分かってきたようです。

そのような本を読みました。

 

スタンフォード大学の「自分を変える教室」というベストセラーの著者である

ケリー・マクゴニガル教授のスピーチですが、

長年ストレスの研究や考え方を変える研究で面白いことが分かったそうです。

 

それは、ストレスは必ずしも悪いものではなく、

むしろ、考え方・捉え方によっては非常にプラスに働くものであるということです。

 

ストレスが全くない状況は何も起こらない人生であり、

ストレスが全くないことにストレスを感じることもあります。

 

実際にあるアンケートの結果において、ストレスを感じた人の死亡率を調べたときに、

ストレスを感じている人の死亡率は高かったですが、

それはあくまでストレスが体に悪いと信じている人の死亡率であり、

ストレスが自分にとって悪いものではないと感じている人の死亡率は、

ストレスをあまり感じていない人の死亡率と同じだったそうです。

 

例えば、昇進やノルマというストレスも、

そのストレスを乗り越えれば自分はきっと大きく成長するだろうと思える人にとっては、

自分を活性化させるようなストレスになるそうです。

 

さらに、ストレスホルモンの中には、人への愛着を感じるものがあり、

ストレスがあるからこそ、友好的になることもあるそうです。

驚きですね。

 

だからと言って、ストレスフルな職場環境や人間関係は良いとは思いません。

過度なストレス、過労死になるような追い詰められて働くか死ぬかしか考えられないような

職場環境は決して許されるようなものではありません。

 

適度なストレスが大切であり、さらにそのストレスは

自分を成長させたり、自分の人生に有意義なステップとなると考えることができれば、

ストレスは自分にとってしんどいものではなくなるそうです。

 

私も、仕事でいうと、通常の人よりも少ないかもしれませんが、

人の話を聴くことは非常に好きなので、仕事をたくさん行うことはストレスかもしれませんが、

私自身はあまりストレスと感じていません。

ただ、私も嫌だと思うストレスの種類もあるので、どんなストレスも平気という訳ではありません。

 

今後は、ストレスは悪いものと思わず、

適度なストレスは体に良いと思って過ごしていこうと思って、

勉強になったと思う今日この頃です。