過労死

非常に悲しいニュースを見ました。

学生にとっては非常に人気のある企業に、
何倍もの倍率がある中で、多くの先輩に会い、
仕事内容を学び、夢や目標を抱いて採用選考に応募を行い、
多くの面接をくぐり抜け、内定を貰えた時は非常に嬉しかった事だと思います。

そのような学生が、僅か半年の期間で、
100時間以上の残業を課せられ、
精神的に追い詰められ、
そのまま自殺をしてしまったのだと思います。

非常に悲しいと感じました。

私は心理カウンセラーであり、さらにはキャリアカウンセラーです。
多くの学生の就職活動に関する相談に乗っていますし、
さらには今回のニュースにあった企業に行きたいと
目を輝かせながら語っていた学生もいました。

その方は、その企業から内定を貰うことが出来ませんでしたが、
もしかすると、その相談に乗っていた学生も、
同じようになっていたかもしれないと考えると、
何とも言えない気持ちになります。

日本人は本当に真面目で一生懸命だと思います。
言われた事は成し遂げようと頑張り、
非常に無茶苦茶な要求でも、成し遂げられないのは自分の責任だと考える方もいます。

特に、頑張って夢を持って非常に厳しい試験をクリアして
働き始めた方は、よりその傾向が強いかもしれません。

ただ、私はあまり社会的ではないのかもしれないのですが、
考えることがあります。
それは、仕事はあくまでも、生きるため、生活のための方法であり、
仕事が人生の全てではないと思います。

 
仕事にやりがいを感じ、楽しくて、やるのであれば良いと思います。
しかし、追い詰められ、死を選ばざるをえない仕事は
本当に果たすべき仕事なのでしょうか。
未だに一部の方は、仕事が人生の目標や目的であり、
23時、24時まで仕事をするのが普通で、それを押し付けがちな方がいます。
私はそのような状況に従う必要はないと常々思っています。
どうか、皆様も自分自身の命や人生を大切にし、
適切なお仕事を行うようにして頂きたいと思います