手間暇

最近は、様々なことが便利になりました。
カレーが食べたいと思ったら、すぐにレトルトで食べることができ、
パスタや餃子が食べたいと思ったら、冷凍食品を解凍して、
すぐに食べることができます。

一人暮らしにはレトルト食品や冷凍食品、
さらにはお手軽に色々な便利グッズが買える100円均一のお店などは
必須になってきているのではないでしょうか。

 

最近の方は非常に忙しく、

社会人だけではなく、奥様方や学生も非常に忙しいです。

小学生も塾に通っている子は遊ぶ暇もないぐらい忙しいので、

お手軽グッズや簡単なレシピ、

インスタント食品やレトルト食品、冷凍食品が流行るのは納得です。

 

ただ、そのような中でも最近思うのは、

やっぱり手間暇掛けた物は良いなということです。

 

先日、栗の甘露煮を食べたのですが、

その栗は既に剥かれているものではなく、

わざわざ手で剥いた物で調理された物を食べさせて貰いました。

美味しかったです。

 

さらに、カレーもレトルトではなく手作りでスパイスを入れた物を食べさせて貰った時にも、

凄く美味しいと感じました。

 

料理や仕事も、一手間を加えるだけで、質が変わるというお話を聞いた事があり、

手間暇を惜しまず取り組むことは美味しさや、感動に繋がるんだなと思いました。

 

一手間を掛けることは、結構な手間です。

一回だけ、一手間を加えるだけなら、出来るかもしれませんが、

一手間をずっと加え続けると思うと、面倒くさいと思い、やらなくなってしまう場合が多いです。

 

例えば、接客でも、お辞儀と「ありがとうございます」という声ですが、

ついつい同時にやってしまう方もいますが、

初めに「ありがとうございます」という声掛けの後に、

お辞儀をする方が綺麗です。

 

ただ、分かってはいるけれども、私もついついこの一手間を忘れてしまい、

同時にやってしまいます。

 

色々と便利になり、さらには色々と省略・簡略することが良いとされることもあります。

そんな時代だからこそ、自分自身にとって苦痛ではないことであれば、

一手間を加えることで、美味しくなったり、感動したり、

さらには喜んでもらえることにも繋がると思います。

 

そのような一手間を惜しまないように心掛けたいと

甘露煮を食べながら感じた今日この頃です。