ガム離れ

とある記事で、最近の若い方はガムを買わないという内容を見ました。

どうやら、この10年で4割程度も売り上げが落ちているようです。

 

確かに、最近チューイングガムを買った記憶がなく、

キシリトールガムなどをカウンセリング前の口臭予防で購入した覚えしかありません。

小さい頃はガムは好きだったのですが、気付くとガムを購入していません。

買わなくなった理由は、なんとなくでしょうか。

 

この「なんとなく」生活が変わるということは多々起こっていると思います。

例えば、テレビがアナログからデジタルに変わるとき、

大きな騒ぎになりましたが、今ではなんとなくその生活に馴染んでいると思います。

現在、地デジ対応になったことを嘆いている方はいないと思います。

 

同じく、公衆電話が携帯電話の普及により

街中から消えていっていますが、

言われれば気付くけれども、

普段は気付くことはあまりありません。

 

現在、30代半ばの方は一度は公衆電話を使ったことがあると思いますが、

いつのまにか公衆電話がないことに気付くことはありません。

 

「なんとなく」身の回りや生活が変わっていく、

変化の時は大きく感じることも、

気付けば変化しているということはあります。

 

ガム離れの一因としてごみ箱が町中から消えているということがあるようです。

ガムを噛んだ後にごみになりますが、それを捨てる場所がないから、

ガムを噛むのを面倒くさくなり止めた方もいるようです。

 

そういえば、ごみ箱もひっそりと消えています。

その原因としては、多くの方が大量にごみを捨て、

中には家庭ごみを捨てる方もいたため、

撤去されているようです。

さらにはタバコのポイ捨てによるボヤなどもあるそうです。

 

昔は人々のマナーや気遣いで保たれていたごみ箱も

今ではマナーがいつの間にか減ってしまって、ごみ箱が町中から消えているのですね。

 

私たちの周りはゆっくりと、いつの間にか変化していきます。

ガム離れや、テレビ、公衆電話やごみ箱もそうです。

 

人の心はゆっくりと変化するものには気付きにくいものです。

私たちは、周りの大切なものや大切な人が変化し、

気付かない内に大変なことにならないように注意を払う必要があります。

 

ガム離れはあっても、大切な人が離れることがないようにしてください。

そのようなことを、久々に親友に会い感じた今日この頃です。