真似されない経験

最近は、すぐに様々な物を真似されたり、

技術を盗まれるという話を良く聞きます。

その為、次々に新しい技術やサービスが生まれ、

めまぐるしい状況です。

 

自分が考えた事も真似をされ、

さらに他人が作ったものを真似し、

真似という言葉をインスパイアという言葉に変えて、

真似たものに改善を加えて、表に出す事もあります。

 

これが悪いという訳でも、批判している訳でもありません。

日本は真似をして技術を身に付け、工夫や改良をおこなう事で、

独自の技術に昇華し、素晴らしい製品や伝統工芸を生み出してきたと思います。

 

車や、電化製品もメイドインジャパンで有名になっていますが、

元々、開発を行なったのはアメリカなど別の国であり、

その製品を模倣し、改良していった結果、

今のような地位を築いています。

模倣が駄目という訳ではありません。

 

しかし、実際に自分が模倣される側だとしたら、

どのような気持ちになるでしょうか。

あまり、心地の良いものではないですね。

では、どうすればいいのでしょうか。

 

この方法は、簡単には無いです。

むしろ、難しいと思います。

ただ、そんな風に思っている時に面白い話を伺いました。

 

1年や2年で出来たもの、身に付けたものは簡単に真似をされるそうですが、

10年かけて身に付けたものはなかなか真似されないとの事です。

例えば、日本のものづくりの技術を真似しようとしましたが、

やはり表面的に技術を真似はできましたが、

それを応用した技術までは使えなかったりします。

 

だからこそ、技術を盗む際に製品などを分解して技術を盗むのではなく、

長年の技術を身に付けた技術者ごと引き抜くという事が起こったのかもしれないですね。

 

もし真似されたくないのであれば、

こつこつと技術を身に付け、積み重ねていくと

他の人には簡単に真似できない技術を身に付けられるかもしれません。

 

私も少しずつカウンセリング経験を身に付けていき、

他の人には真似できない技術を身に付けたいと思います。

 

もし、今何か取り組んでいることがあれば、

それを諦めずコツコツと取り組まれると良いと思います。

1年目、2年目では結果は出ないかもしれませんが、

数年経つと他の人には真似でない非常に貴重な技術になるかもしれません。