パーソナルスペース

パーソナルスペースという言葉をご存知でしょうか。

人にはそれぞれ自分が落ち着けるスペースが存在します。

そのスペースが自分を中心として半径1mの方もいれば、半径1.2mの方もいます。

これが、パーソナルスペースです。

 

一般には若い方と高齢の方は人の手助けが必要なので

パーソナルスペースは狭くなり、大人の方は広くなります。

このパーソナルスペースも人によって様々です。

そして相手によっても変わってきます。

 

体格が大きい方ですと相手に威圧感を与えるので、

体格が大きい方と接する場合はパーソナルスペースが少し大きくなります。

一方で同性だと少し近くても大丈夫な場合があります。

ただ、体格が大きい方でも、着ぐるみの様な愛らしい感じだと

急にパーソナルスペースが小さくなります。

 

これらは二人の関係性で、このパーソナルスペースは変わります。

恋人は非常に狭くなり、友人は近く、知らない人は遠くなります。

 

さらに、会話の内容でも変わってきます。たわいない話は少し離れて話したくなりますが、

深刻な相談を出来るような間柄であればパーソナルスペースが狭まります。

内緒話をする時は、非常に近い場所でひそひそ話をします。

これは、内緒話を共有する中として、仲間意識が芽生えるので、

近い距離でも平気になるそうです。

 

 

逆にパーソナルスペースに見ず知らずの他人が入ってくる場合、

意識的に相手の事を意識の中から追い出すこともあります。

例えば、満員電車やエレベーター、エスカレータなどです。

 

非常に近い距離に立ちますが、これはしょうがないものであり、

目の前の人は人ではなく、物のように考えて、

意識から外す事でストレス軽減をしようとします。

その為、満員電車で目の前に人がいても、相手の目を見ないようにしている方が多いと思います。

 

人との距離感とは難しいですね。

自分は平気な距離であっても、相手にとって警戒を抱くパーソナルスペースが存在します。

逆に、自分は落ち着く距離であっても、相手はもっと近くに来たいと思っている場合があるのです。

 

ただ、これだけ暑いとパーソナルスペースが広がるかもしれないなと思った今日この頃です。

皆様、熱中症、夏バテにはお気をつけ下さい。