発想の転換

大阪経済大学の電車広告が面白いと思いました。
「高齢者を日本が世界に誇る知的財産と考えてみる」

高齢者の方は、仕事も引退されており、
身体も弱く、福祉のお世話になる方も多いです。

そのような印象から、高齢者を財産と考えている方は少ないかもしれません。

 

しかし高齢者の方は、多くの年月を生きている分、

多数の経験や知識、知恵を付けています。

伝統芸能や職業に長く携わった方は、多数の技能を有しているかもしれません。

そのような方は、立派な知的財産とも呼べる

価値ある存在です。

 

このような発想の転換を図っている記事を面白いと思いました。

 

私たちは、超高齢化社会に突入する中で生きていきます。

そのように考えると、大変な時代と思うかもしれません。

 

一方で多くの未発掘な知的財産に囲まれて生きる、

その活用方法次第では、多くの事に挑戦できると考えると、

非常に魅力的に思わないでしょうか。

 

ただ、どのような知的財産も、発掘せず公表もしないと

消えていくばかりです。

素晴らしい絵も、音楽も、本も、部屋の中に仕舞い続けて、

誰にも見せないと、何の評価も生まれず、誰も感動させられません。

 

多くの高齢者を知的財産と見て、どのように活かしていくか、

一緒に生きていくかを考える必要は在ります。

これは、若者の仕事なのかもしれません。

 

多くの知識、経験、知恵、技能、技術、

それらをしっかりと受け継ぎ、活かし、活躍できるようにしていくと、

これからの日本は非常に明るいように感じます。

 

貧すれど鈍するなかれ、

発想の転換をはかり、明るい未来を想像してみるのも良いかもしれないと、

広告を見て感じていました。