他人と自分を分ける

つい先日の話とは全く別の事を本日は伝えます。

それは、他人の事と自分の事を、分けて考えるという事です。

 

他人の事を理解し、自分の立場に置き換えて考えて、

気持ちを理解する事は非常に素晴らしいことです。

 

しかし、それをする事で自分自身がしんどくなってしまう時には、

それを敢えてする必要は無いと私は思います。

特に、感受性が強い方は、その気持ちを感じすぎてしまうので、

当人以上に当事者のように悩み、しんどくなってしまいます。

 

そんな時には、しっかりと自分と他人を分けて考えて、

当事者は他人であり、自分は第三者である。

気持ちを理解し、寄り添うことは出来るけれども、

代わりに自分が負担を背負う必要は無いし、それは出来ない。

と考える必要があります。

 

全ての人の負担を背負うと、自分が駄目になってしまいます。

自分が駄目になる事で、周りの人を支える機会を損失する事にも繋がります。

そうならないためにも、自分を大切にする事は非常に大切です。

 

自分の事ではなく、自分の親友の子供の事なのに、

就職活動が上手くいかないことを非常に心配され、

私はキャリアカウンセラーの資格も有しているため、

相談されたこともあります。

 

その相談はお受けさせて頂きましたが、

同時に親友のお子さんの事で悩み不安になり過ぎて、

不眠になっているとも伺ったので、

その方自身のカウンセリングをさせて頂いた事もあります。

 

自分自身の課題と、他人の課題、周りの課題、子供の課題、親の課題などは

しっかりと分けて考える必要があります。

世間という目で見ると、親や子供の事は肉親が面倒を見るべきとか、

こうしなければいけないなどの思い込みもあるかもしれませんが、

そのような事はありません。

 

しっかりと課題を分けて、負担を分けて考え、

その中で、自分が出来る範囲内で支援をする方法を考えれば良いと思います。

そのような事をお伝えさせて頂きたいクライエントと出会いました。