自分の宿題、人の宿題

学生時代には毎日のように宿題があります。

今の大学生も宿題と言う名の課題が非常に多いようで、

本当に大変だなと感じます。

 

大人にも宿題という名のノルマや納期というものがあります。

しかも大人の宿題には終わりが無く正解も無く、

より大変だなと思います。

 

そして、人生にも宿題があります。

課題と言ってもいいかもしれません。

人付き合いや、自己否定感、親子関係や友人関係など

人によっては多くの課題と向き合い、

乗り越え成長しても、さらに課題が出てきます。

 

ただ、それを乗り越えるたびに、成長し、

今まで見たことが無い景色や、深い人間関係を作ることができます。

 

そのような宿題を人に押し付けようとしてしまう方や、

人の宿題を代わりにこなそうという方もいます。

 

例えば、自分自身の人間関係が課題にも関わらず、

周りが悪い、環境のせいで上手くいかないと嘆いて、

周りの気に掛けてくれる方を攻撃される方は、

自分自身の課題を周囲の人に何とかこなして貰おうと考えているように思えます。

 

例えば、自分の子供の進路や課題に対して、

色々と口を出してしまい、自分の思い通りの進路を歩んで貰おうとしてしまう人は、

自分の子供の課題を奪い、成長する機会を奪っているように思えます。

 

自分の課題は、どれだけ辛くとも、自分自身で向き合い乗り越えるしかありません。

その課題から逃げようとすると、課題は違う形になり、再度人生の中で出てくることが多いです。

相談者の中で、そのような話をよく伺います。

 

人の課題は、どれだけ周りが見ていることが辛くとも、本人が乗り越えるしかありません。

本人の成長する機会を奪い、さらに大きな課題に向き合い、より苦しんでしまうかもしれません。

むしろ、声を掛け、応援し、ねぎらい、寄り添い、話を聞くしかありません。

 

私には私の課題がたくさんあります。

皆さんには皆さんの課題がたくさんあると思います。

 

もし、自分の課題に向き合う事に疲れたなら、

休息しながら相談に来てもらい、話を聞かせて頂きたいと思います。

代わりに課題をおこなう事はできませんが、課題を乗り越える方法を一緒に考えさせて頂きたいと思います。

 

そのようなことを、宿題で苦しんでいる方を見て思いました。

私は自分なりに頑張っている方を応援し続けたいと思う今日この頃です。