培ってきた身を守る術

人に対する警戒心の強さ。
相手を信じないこと。
攻撃的な性格。
自虐的な言動。
わざと失敗を繰り返したり、
非難される行動を繰り返す人。

これらの行動が自分自身をしんどくしているけれど、
幾度も後悔しているけれども、なかなか改善できないという方がいます。

分かっているけれども変えることができないのは、
私は弱い自分を守るために、過去の自分を守るために
行っている行為だと思います。

人にいじめられたから、裏切られたから、
人を警戒したり、初めから信じないことで、
壁を作り自分を守るようにしているのかもしれません。
これは私自身、経験したこともあります。

攻撃的な性格は自分自身でストレスを抱え込めず、
発散することで、ようやく自分で抱えることができる弱い方なのかもしれません。

自虐的な行動や失敗を繰り返す人は、自尊心が弱く、自己効力感が低いのかもしれません。
初めから失敗を予見できて失敗することで、
本気で挑戦し、失敗した時の自分に向き合わずにすむことができます。

非難される行動を繰り返す人も、
褒められたいけど、褒められるような勉強の成果も、
運動の成果も出せず、幼少時に悲しい思いをした。
そんな時に非難される行動で人からの注目を集めた時に
悲しさを埋める代替手段としての非難される行動を発見し、
それを大人になっても続けてしまっているのかもしれません。

私はこれらの培ってきた身を守る術が悪いとは思いません。
そうせざるを得なかった状況、心境があったのかもしれません。

しかしそれを繰り返しても、今は本当に得たいものがあるにも関わらず、
得られず苦しんでいるのならば、培ってきた身を守る術が
いつの間にか、自分を傷付ける癖になっているのかもしれません。

もし心当たりがあって苦しんでいるのならば、
是非とも、自分と向き合い、本当に今も身を待っているのか、
それとも自分を傷付けているのか考えて頂き、
癖を変えて頂ければと思います。

自分だけではなかなか出来ないのなら、
是非ともご連絡を下さい。

変わるための方法を一緒に探させて頂きたいと思います