何かをする決断と何かをしない決断

就職活動が今月からスタートしました。

私はキャリアカウンセリングも行なっている為、

就職活動を行なっている学生の相談もさせて頂きます。

その中には、就労意欲が湧かず就職活動をする気が起こらないという方もいます。

 

人は何か不安だからやらない、何か気乗りしないからやらない、

やっても損をするかもしれないからやらないという気持ちになる事があると思います。

私もあります。

 

ついついやって失敗したり、何かを失うと損をするけれども、

やらなければ損をしないと思ってしまうようです。

しかし、動かないこと、何もしない事にもリスクは存在し、

マイナスになることはあります。

 

例えば、失敗したとしても大きな経験を得る事ができ、

その失敗経験があったからこそ、自分の夢が見付かり、自分自身の幸せを掴む人もいます。

私も営業を行い失敗し、うつ病になったからこそ、

現在のようなカウンセリングの仕事をさせて頂くことに繋がっています。

 

動くリスク、動いたからこその損もあると思いますが、

動かないこそのリスク、動かなかったことによる損も大きくあります。

その為、大切な事は何かをする決断もそうですが、

何かをしないという決断も大切なのです。

 

例えば、ダイエット。

毎日ダイエットをして、痩せていくということは大変です。

その為、決断し実行していくことは大変なことです。

しかし、ダイエットをしないということ、今のままの隊形でいる事や、

さらに太る可能性を許容する決断をする事に繋がります。

 

同じ様に働く意味が分からないから、今は動かないということは、

就職活動の機会を放棄し、色々な企業を知る機会を捨てて、

苦労しても後で自分の力で就職活動するということになります。

 

しんどくて動けない、動きたいけど動く気力が持てないなら別ですが、

何となくという理由で動かない場合には、動かない決断をしていると考えてみると、

少し考え方が変わるかもしれません。

 

何かをする決断と、何かをしない決断。

皆さんはどちらを選んでいるでしょうか。

私も何かをしない決断をしている事に向き合い、

きちんと取り組んでいこうと思う今日この頃です。