カンニング

カンニングは絶対に駄目ですね。

試験でカンニングをすると0点になり、

入試でやってしまうとそのまま試験を受けさせてくれなくなります。

絶対に駄目なことですね。

 

では、カンニングは常に駄目なことでしょうか。

テスト、試験では絶対に駄目ですが、

どのような状況でも駄目なことでしょうか。

 

学生から社会人になると、様々なことが変わります。

価値観、ルール、考え方、生活リズム

その中の一つに、仕事の覚え方があります。

学生時代に新しい事を学ぶときには、まず勉強を教えてくれる事が前提です。

 

数学の勉強をする際に、

教科書だけ渡され授業もなく試験を受けるという事は無かったと思います。

ですが、社会人の中にはこのようなことがあるのです。

 

もちろん一年目から、そんな風に何も教えないという所はありません。

しかし、一年間ぐらいの教育の後は34年間近く、学校のように教えてくれる人はいなくなり、

先輩や教育係、上司という自分で考えた答えを確認させてくれる人がいるだけです。

 

そのような社会人の中で何が必要になってくるか、

それはカンニングです。

先輩の仕事内容、上司の仕事内容を盗み見て、覚えていく。

できる同僚や、できる人の動きや考え方、仕事内容をカンニングし、

自分なりにアレンジして答えを出していく。

そういう事が必要になります。

 

社会人の仕事の覚え方は、カンニングとやってみるを繰り返す事で覚えていきます。

カンニングをせず、先輩の仕事や上司の仕事内容を盗み見ず、

学生時代のように教えてくれるのを待っていると、大抵怒られてしまいます。

積極的にカンニングし、仕事を盗んでいくと、褒められるのです。

戸惑いますね。

 

カンニングがどのような状況でも常にだめと言うわけでは有りません。

時と場所が変われば、カンニングをしないとだめという事があるのです。

なら、学生時代はなんだったんだと思うかも知れませんが、

学生時代には学生時代で学ぶべきことがあるために、

社会人とは全く違う学習体系があります。

 

試験やテストではカンニングはせず、

仕事に関しては積極的にカンニングしていく。

そういう事を新入社員の研修を終えた方々には取り組んで頂きたいと思う

今日この頃です。