認知症予防セミナー

先日、認知症予防セミナーに参加してきました。

私は、認知症に関しての勉強は一度行った事はあったのですが、

より詳しく学びたいということと、セミナーの講師が実際に介護施設で働いている

従業員の方で、実体験を交えた話を聞く事が出来ると考え参加しました。

 

認知症というと、老人に多い、記憶が無くなっていく、

いわゆる「ボケ」や「痴呆」とイメージされる方が多いと思います。

しかし、セミナーの中で、正確には実はそうではないという事を教えていただきました。

 

そもそも認知症という言葉は、総称であり、認知症という病気は無いそうです。

有名なものがアルツハイマー病、次にレビー小体型認知症、

さらに前頭側頭型認知症など様々な物があるそうです。

私はアルツハイマー病しか知りませんでした。


アルツハイマー型は女性に多く、

アメリカの女性の死因の第五位になっているそうです。

記憶障害が起こる前から脳の障害は始まっているそうで、

早い段階からの予防が必要だそうです。


レビー小体型認知症は男性に多く、

小刻みに歩いたり、よろけたりするそうです。

ですのお医者さんは認知症の診断をする際に、

入室して椅子に座るまでの歩き方も見ているようです。


前頭側頭型認知症は、理性を司る前頭葉に障害が起きるため、

理性に欠けてしまい、怒りっぽくなったり万引きを繰り返すようです。

万引きが悪いことという認識も無くなるそうで、

これも認知症の一種と知り、驚きました。


これらの認知症は誰にでも起こりうることでありますが、

治療方法は無いそうです。

現在の薬では認知症の進行を遅くする事が精一杯なのですが、

現在は認知症の進行を止める薬が開発されているようです。

 

その為、認知症かもしれないと思った方は、

すぐに病院に診断にいき、適切な治療をおこなう事で、

進行がゆっくりになり、最後まで重度の認知症に至らないこともあるそうです。

セミナー講師が働いている老人ホームでは、半数の方に

何らかの認知症の症状が現れているそうです。

 

学んだ事が多過ぎて、一日では書ききれませんので、

また後日にも記載したいと思います。