「自分だけは大丈夫」と思っている事を自覚する大切さ

「自分だけは大丈夫と思っていた」

様々な事件や事故に巻き込まれた方がよくお話される言葉です。

このように思ってはいけないと、その瞬間は思いますが、

ただ、すぐに気を抜いて、ちょっと自分に甘えてしまうことはありませんでしょうか。

例えば、交通事故を起こしてしまった人のニュースを見て、気を引き締めるけれども、

その日の夕方には、気をつける気持ちを忘れてしまい、

わき見運転をしてしまったり、携帯がなったら一瞬目を離してしまう、

そんな事はありませんでしょうか。

詐欺で騙された方などを見た時に、

こんな事では自分は騙されないと思うけれども、

別の場面で同じように騙されてしまうので、

一番初めの言葉を言ってしまうのです。

人は、常に注意を払う事は無理な方が多いです。

例えば右側で大きな音が鳴った時に、振り向かずにすむ方がどれ位いますでしょうか。

今朝、家を出た時に、どちらの足から出て、今日初めて駅で出会った人はどのような格好だったか、

答えられますでしょうか。

今まで、人から付かれた嘘を全て見破ってきたと断言できますでしょうか。

 

私は、事故を避けることや、事件に巻き込まれない方法、

詐欺に巻き込まれない為には、あることが大切だと思います。

それは、自分は「大丈夫」とすぐに思ってしまう人間だと、自覚する事です。

私は、弱くて、すぐに注意しないといけないと考えた事を忘れる、

おっちょこちょいな人間なのです。

おっちょこちょいだからこそ、周りにきちんと注意を払い、

自分はすぐに騙される人間だから、今も騙されているんじゃないかと自分を疑う

そんな事が大切かなと思います。

ただ、普段から心配性で、何も行動が出来ないということは、

自分は大丈夫と信頼する事も大切です。

自分は大丈夫と過信する人は、自分を少し心配し、

自分は心配性だと思う人は、自分を信頼する。

そんな事が大切かなと思います。

洗脳された方のお話を伺い、

自分は大丈夫と思わず、自分が何を信じていて、

それは何故、信じているのか、振り返ろうと思った今日この頃です。