相手と自分は違う。

私はほかほかの炊き立ての白ご飯が好きです。

そこに新鮮な卵を落として、しょうゆを掛けて食べる

たまごご飯が非常に好きです。

皆さんはいかがでしょうか。


日本人の多くは白ご飯が好きと思っていましたが、

ある方に出会いました。

その方は白米が嫌いで、匂いが特に嫌いだそうです。

丼モノを注文しても、上の具材だけを食べて、

下のご飯には全く手を付けなかったのです。


その時に、このように日本人に生まれながら、

ご飯が嫌いな人もいるんだと思い、

食事に行こうとする時は、きちんと相手の食べられないモノを確認しなければと思いました。


ついつい人は、自分の考えがあたかも同じという風に思ってしまう事があります。

目の前の人がご飯が嫌いな人かもと考えた事はありますでしょうか。

少ないと思います。


同じように、自分が嫌いと思う物を相手が大好きと思うことに信じられないと思う方もいます。

電車で並んでいる時に、突然割り込みをされたとします。

それを嬉しいと思う人が居たとして、信じられるでしょうか。


ただ、人は多種多様な方がいます。

自分が大好きなものを大嫌いな人がいたり、

自分が大嫌いなものを大好きな人がいてもおかしくはないのかもしれません。


自分が言われて嬉しいと思うことを相手に伝えたときに、

相手を腹立たせてしまう事もあるかもしれません。


相手がどのような事を考えているか、

どのような事を好きと思い、嫌いと思うのか。

それには相手の考えにしっかりと耳を傾けないと

理解が出来ません。


その際に、自分の好き嫌いで相手の言葉を信じられないと思ってしまったり、

相手の考えが理解できないと質問攻めにしてしまうと、

分かり合うことが難しくなります。


そのような事をクライエントからのお話の中で感じました。

私も常にできている訳ではありません。

しかし、そのような気持ちでお話を聞かせて頂きたいと思う今日この頃です。