事実と思い込み

先日、テレビで催眠を取り上げていました。

その際に、ふと以前に読んだ本の内容を思い出しました。


催眠と聞くと、非常に怪しいと感じたり、不信感を感じる方がいます。

ただ、催眠は無意識を利用して、信じ込ませていくモノだと書かれていました。

そして、人は意識的に、無意識的に、催眠に用いる暗示を行なっているとも

書かれていました。


例えば、知り合いの家に行った際に、部屋の中でも「暑いですね~」と言うと、

「涼しくして下さい」とも「窓を開けて下さい」とも言っていないのに、

部屋を涼しくする為の行動を何とかしようとしてしまいます。

これも相手に対する暗示を無意識に行なっています。


他にも自分自身に対しての例を上げていました。

家から駅に行くまでの間に、どのような人とすれ違ったか覚えていない事が多いですが、

黄色い看板を目線の下側に入るように置いておくと、

今日、黄色い服を着た人とすれ違いませんでしたか?と聞かれると、

何となく黄色いものを見たので、すれ違ったと思い込み、

それを人に話す度に、本当に自分が黄色い服の人とすれ違ったように思い込んでいきます。

すると、思い込みが自分の中では事実と勘違いしてしまうのです。


私は催眠は用いる事ができませんが、

リラックスをして貰う為に、暗示を用いる事はあります。

それは簡単な、深呼吸をして気持ちよくなりながら、

大きな原っぱで寝転びながら、そよ風が頬をなでるような、

そのような気持ちいい環境にいるようなイメージを持つ事で、

さらに気持ちよくなるというものです。


自分自身にとって良い効果を与えてくれる暗示や催眠は、

非常に良いのではないかと思います。


何か自分がしたいと思うことに出会っても、

周りには賛成してくれる人と、反対する人がいると思います。

反対意見の人に耳を傾けると、良いアドバイスではありますが、

否定の暗示が入るそうです。


賛成してくれる人の意見は、楽観的な意見かもしれませんが、

肯定の暗示が入り、どんどんと自分は出来るという気持ちになってきます。


自分にとって、一番幸せな暗示は何なのか考え、

自分にとって幸せな未来、事実に結びつくように、

催眠も暗示も利用できれば良いと思います。

そのような事をテレビを見ながら感じた今日この頃です。