自分だけが気付いていないこと

先日は、自分の変化は気付き難いというお話をブログで書かせて頂きました。

でも、自分だけ気付いていないという事は沢山あります。

そのような自分だけしか気付かないものの中で、

ある面白いお話を伺いました。


声が小さい人、時々いらっしゃいませんか?

声が小さくて、街中や喫茶店などで、声が聴こえなくて困る。


さらには、声が小さいとよく指摘されるけれども、

なかなか声が出せないという方もいませんか?


このような方々が声を出すには、どのようにすれば良いのでしょうか?

声の専門家の方がセミナーの中で仰っていました。

声が小さい人は、自分が声が小さいとわかっていない場合が殆どと仰っていました。


例え、声が小さいと指摘されたとしても、

自分の声は自分ではっきりと聴こえるので、

それ以上に大きな声を出す事を恥ずかしいなどの心理的な抵抗で留めてしまうそうです。


人の耳には内耳と外耳という器官があるそうです。

よく、自分の声をテープなどに録音し、聞きなおすと、

普段、自分が喋っている時に聴こえる声とは違うので、

気持ち悪く感じてしまうという事があります。


これは、普段、私達は自分が話した際に、

その声(というよりも振動)を内耳が拾い、

自分自身の声として脳内に反響させるそうです。

それが、普段聞く自分の声であり、

さらには、他の人の耳に届くよりも、一足早く、

はっきりと聴こえるそうです。


声が小さい人は内耳で自分の声を聞いているので、

声が小さいと言われても、声が小さいと分かっているけど体感していない事が多いそうです。

一方の外耳が、周りの音を拾う時に使われる器官なのです。


では、声が小さい人は、どのように改善すればいいのでしょうか。

それは、声帯を使わずに話すという練習をすれば良いそうです。


内耳は声の振動を拾ってしまいます。

これは、声帯を使ったときに、声帯の振動が伝わるようなのです。

ですので、声帯を使わずに話すと、内耳が使えないようになり、

自分の声を外耳だけで聴こえます。


すると、自分の声もはっきり聴こえないので、

より大きく、はっきりと話そうとし、大きな声を出せるようになるそうです。


声帯を使わずに話す方法が、息だけで話すという訓練方法です。

もし宜しければ、一度声帯を使わず、息だけで「おはようございます」と言ってみて下さい。

そうすると、普段の自分の声の大きさが分かるかもしれません。