当たり前の有り難さ

日本は水と安全はタダという言葉を聞いた事があります。

日本では落し物をしても、警察に落し物を届けてくれて、

返ってくることがあります。


世界には観光客として歩いていると、

鞄をカッターなどで切られ、お財布を取られると聞いた事があります。

日本では、鞄から目を離しても盗まれる事は、少ないです。

(無い事はありませんので、注意は必要です)


そして、日本では公衆トイレがあちらこちらにあり、

何処でも、トイレにいく事ができます。

世界では、駅のトイレであっても、トイレを使用するのに、

お金が必要な事があります。


日本は水と安全は本当にタダなんだと感じました。

しかし、これは日本に居る間には有り難いと感じず、

旅行に行って、初めて感じる有り難さです。


「クラウドアトラス」という映画で、介護施設に騙されて閉じ込められた人が

介護施設からの脱走を試みていました。

その中で言っていた科白の中に

「自由というのは、自由を奪われた人しか、そのあり難さが分からない」

というようなモノがありました。


私たちは、普段過ごす中で、様々な不満に目に付きますが、

逆に、当たり前にある有り難さには目が向きにくい場合があります。

しかし、実は私たちの周りには沢山、有り難いものがあります。


水、安全、今日の食事に悩まない事、健康であること、

助けてくれる人が居ること、家族がいること、

仕事があること、助けてくれる行政サポートがあること、

皆さんの周りには、どのような有り難いことがあるでしょうか。


当たり前の有り難さに感謝し、生活できればと思う今日この頃です。