受け容れるということ

カウンセリングでは、幾つかの求められることがあります。

共感的理解、

無条件の肯定的関心(又は肯定的配慮、積極的関心)

純粋性(又は自己一致)


さらに、大切なこととして、

「傾聴」と「受容」が上げられます。


「傾聴」はただ聴くのではなく、より肯定的に積極的に聴くこと。

相手のことを共感的に聴くことになります。


では、「受容」とは何ですか?と問われると、

簡単に言うと「相手を受け容れる」事ですが、では具体的に、と言われてしまうと、

難しいですね。

私は、「受容」とは行為ではなく、心の持ち様だと思っています。


相手の考えを「受け容れる」、相手の行動を「受け容れる」、

そして相手の気持ちを「受け容れる」ことを心掛け続ける、そんな心の持ち様だと思っています。


もし、相手が死にたいと言った時には、その言葉を「受け容れ」ます。

ただ、「死にたいのですね」と言葉だけを聴くのではありません。

「死にたい」を引き起こしたお気持ちを「受け容れ」、

そんな気持ちに至った、背景・考え方・生育歴、

そこまでを私は「受け容れ」、あなたを理解したいと願う、

そのような心持ではないかと私は感じています。


私は、ご相談に来て下さる方の心が、

私にお話してくださる中で、包み込まれるような気持ちになってもらえるように、

あなたの考え、悩み、想い、全てを受け容れたいと思っています。

それが、「受容」なのかと思っています。


日々、暑くなっております。

疲れもお溜まりのことと思います。

もし、心のお疲れを少しでも取り除きたい、軽くしたいとお考えの方は、

是非ともお越し下さい。

皆様を受け容れる心を持って、皆様からのご連絡をお待ちしております。