抽象的な助言の意味

「若いときの苦労は買ってでもせよ。」

この言葉を言われると、反感を覚えますか?

それとも、「まさに、その通り」とうなづく事はできますでしょうか?


以前は人によって人生は違うし、苦労しなくても成長できる人もいる。

苦労をわざわざしなくて良いと思っていました。


しかし現在では非常にこの言葉は真理を付いていると思います。

苦労を若い時に苦労すればするほど、成長も大きく、

若い時に苦労をしないと老いてから苦労する方が多いような気がします。


時々、テレビでセレブの方で苦労が無い様な生活を紹介していますが、

様々な習い事を幼い時から行い、勉強や海外留学など

大人になってから勉強する嫌になるような事を

当たり前のように勉強を行なっています。

幼い頃に苦労されています。


「若い時の苦労は買ってでもせよ」は真理だと思います。

しかし、抽象的な意味なので、この言葉を理解できるかどうかは、

その人の体験や学び、到達している段階によると思います。


話は変わりますが、下記の言葉を先日伺いました。

「学べない奴は、丁寧に教えても学べない。

意欲のある奴は、どんな環境でも学び取る。」


この言葉、この助言は心にすんなりと入ってくるでしょうか。

それとも、反発心が湧いてくるでしょうか。


数年前の私は受け入れられなかったと思います。

しかし、現在の私は受け入れています。


お金がなかったから、機会が無かったから、

環境に恵まれなかったから。

これは本当にそうでしょうか。


日本より劣悪な環境でありながら、精一杯学び取り、

周りの協力を得られるぐらいに努力し、医者などになる方もいます。


抽象的な助言には反感を覚えることも多いです。

ただ、助言に反感を覚える事は、その助言を受け取れるレベルに到達していないのかもしれません。


抽象的な助言には、直接伝えるよりも多くの意味を含んでいる事があります。

その意味を誤解する事無く、受け止めることができると、

大きな成長に繋がるかもしれません。

そう思った今日この頃です。