恥ずかしい過去を積み重ねる

数日前に人はいつプロになるのか、という事を書きました。
最近、ある方のプロフィールを聞いた際に加えて感じた事があるので、
書き綴ろうと思います。


世の中には、一つの事に秀でている方もいれば、

複数の事に秀でている方もいます。
さらには、なかなか頑張っても成果を残すことが難しい方もいます。


では、その秀でている方は、初めから何でも出来るのでしょうか。

勿論、中には初めから出来る方もいると思います。

ただ、努力を積み重ねた結果、ようやく出来るようになる方も多くいます。
むしろ、初めから何もしなくても出来る人の方が珍しいのではないでしょうか。


では、初めから上手く出来ない状況から、様々な事が出来るようになるためには、
どれだけの失敗を積み重ねているのでしょうか。


自分自身は何も出来ないという方がご相談にきました。

その方は、まだその仕事を開始して1ヶ月です。

今まで大きな失敗をしておらず、失敗をしたくない、恥ずかしいと仰っていました。

失敗をする事、恥ずかしいと思うことは当然の気持ちだと思います。

私は現在では率先して恥ずかしいと思うことをしていますが、
以前は失敗する事が非常に嫌で、失敗しそうならやらないという選択をする事も多かったです。


ただ、一つの事に秀でている方は、その一つの事に関して失敗を積み重ね、
実績を出して、認められてきた方かもしれません。


複数の事に秀でている方は、幾つもの失敗を積み重ね、恥ずかしい思いを積み重ね、
それを乗り越えて、様々な事に秀でるようになっていると思います。


失敗を積み重ね、恥ずかしいことを積み重ねるということは、
一つ一つ成長し、出来るようになる為の過程を過ごしているという事かもしれません。


恥ずかしい事を積み重ねるという事は、
決して恥ずかしい事ではなく、むしろ誇らしいことかもしれません。


今年度が始まり、もうそろそろ一月が過ぎようとしています。
どれだけ恥をかきましたか、どれだけ失敗を積み重ねましたか?


失敗してしまうから、これは自分には合わない仕事だと考えるのではなく、
これだけ失敗し、恥ずかしい思いをしているから、
キチンとこの仕事が出来るようになるための成長が出来ているんだと考えてみると、
どう感じるでしょうか。


そのような事をふと感じた、今日この頃です。