やり過ぎず、やらなさ過ぎず

丁度良い、という言葉ほど実践するには難しい事も無いのではと感じました。

それは、子育てに関するお話を伺って、感じました。


ついつい子どもの事となると冷静になれず、
子どもが躓くと声を掛けたくなりますし、辛い思いをしていると助けたくなってしまいます。


中には、躓く前に躓きそうなことを取り除きたくなるそうです。

一方で、そんな事をしても、子どもの為にはならないとわかっているようです。

極力、見守ってあげて、強くなる為に挫折とか辛いことを乗り越えるまで、
我慢しようとしたいと思うそうです。

でも、見守っている間に挫折しきってしまったり、立ち直れなくなったらどうしようと不安になったり、
見守っているだけで自分自身も辛い思いになるそうです。

やり過ぎず、やらなさ過ぎず、丁度良いという事は本当に難しいとご相談に来ていました。

なかなか、難しいですね。


自分にとって大切で、自分以上に大事な存在だからこそ、
辛いことは変わってあげたいし、守りたくなります。
でも、そのように過保護にする事も決して良いことではないと分かっている。
過保護にしてしまうと、自分が居なくなってしまった時に、
子どもは何も出来ないままになってしまいます。
それは、子どもにとって最も不幸な事です。


1から10までサポートするのではなく、
一度目は1から10までサポートし、次に1から9までサポートして、
最後の1を自分でさせる方法もあるでしょう。
0の状態から、どれだけ失敗したり間違えても良いから、やらせてみるという方法もあるでしょう。
そして、失敗して挫けそうな時には、そっと抱きしめたり、
温かい食べ物を作ってあげたり、話を聞くことで見守るという歩法もあるでしょう。


丁度良いというのも人によって加減が変わってきます。
わが子を見て、この子に会った最も良い丁度良いという事を探していかないと、
本当の丁度良いは見付かりません。
一方で、私達も何回も間違わないと、最も良い丁度良いが見付かりません。


皆さん自身が挫けそうなら、私がお話を聞いたり、励まして、皆さんを見守りたいと思います。


子育ては、自分育てとも言います。答えはありません。
1歳の子どもを育てる親は、親1年目の人です。それは二人目であっても同じで
二人目の親何年目という事になります。自分に対しても過剰に期待を背負わず、丁度良いを探して下さい。
私は、子育てに悩む方々の支援も精一杯させて頂きたいと考えております。