自分なりに頑張る

頑張るという言葉に対して、良い印象を感じる人と悪い印象を感じる方がいるように思います。


良い印象を感じている方は、
人に頑張れという事を言う方で、
「今日も頑張った」という言葉を言い、
頑張っているという言葉を言われると喜びます。
「今まで頑張ってきました」というアピールをすると評価してくれます。


悪い印象を感じている方は、
「頑張れ」という言葉は頑張っていない人がいう言葉だと考え、
「頑張った」という言葉は「頑張っているな」と人から言われる言葉であり
自分が言う言葉ではないと考えており、
頑張っているという言葉を言われても曖昧な言葉で、
“何を”という具体的なモノが無いと自分をしっかりと見てくれていると考えず
「今まで頑張ってきました」というアピールをしても、
「頑張る事なら誰でも出来ます。どんな結果を出しましたか?」と質問されてきます。


「頑張る」という言葉ほど、曖昧で、人によって評価がわかれ、何となく好印象な感じを持つ人が多いけど、
悪い印象を感じている人からは全く評価されないので、珍しい言葉だと感じています。


さて、皆さんは自分自身で、
「頑張る」や「頑張ってきた」という言葉を多用する方でしょうか、
それともあまり言わない方でしょうか。


先日、ある方がご相談にきました。
あまり器用に生きられる方ではなく、
人よりもゆったりと考えているような方でした。
ただ、この方なりに精一杯、何事にも取り組んでいる方です。


この方の周りには頑張る事を評価している人と、評価していない人がいて、
この二人に挟まれて、悩んでいらっしゃいました。
どうしたら良いでしょうか。


私は、どうもしなくて良いと思います。気にしないという事です。
頑張るという事を肯定的に受け取っている方も、否定的に受け取っている方も
ただの価値観でしかありません。
カレーが好きな人と、嫌いな人が、それぞれ意見を言って挟まっているだけと同じなのです。
カレーの好き嫌いで振り回されると考えると、馬鹿らしくなりますね。


大切な事は、あなたがどうしたいか、どう感じたいか、だと思います。
頑張るという言葉が好きなら、頑張ると言えば良い。頑張るという言葉が嫌いなら言わなければ良いと思います。
押し付けるモノではありません。
もし周りの目が気になるなら、相手に合わせればよいですし、
挟まれれば、中庸を取り、適度に頑張ると言うのはどうでしょうか。


頑張るという言葉に振り回されず、あなたはあなたらしく頑張るという事で良いと思います。
私も自分らしく頑張ろうと考える今日この頃です。