無意識の逃避

人は嫌な事から逃げる為に、無意識に言い訳を作る場合もあります。

 

例えば、家庭の中で嫌な事が会った時に、家庭の問題と向き合うのを避ける為に、
仕事に逃げて、あまり帰ろうとしなくなる事。

ご主人との会話が退屈で嫌なので、子供とばかり話をするようになってしまう、
ご主人がいる時に限って一生懸命に家事をし出してしまう
という事を聞いた事はありませんか?

 

仕事や家事などが忙しくなると、それを言い訳にして、
嫌な問題と向き合う事を避けられたり、考えないようにできると考えて、
無意識に逃避してしまう方も居ます。

 

それは、後々に大きな問題となって表面化する事もあり、
大きな問題になってから相談に来て、後悔している方に沢山お会いしている為、
その度に早くに問題と向き合って頂ければ、と考えてしまいます。

 

無意識の逃避と言っても、本当に無意識で避けているという方は少ないです。
嫌なことを忘れられるようにと別の事に没頭される方が多いので、
薄々は気付いているけれど、向き合いたくないという方が多いように感じます。

 

でも、そのように気付かないようにしている問題ほど、
その方にとって、非常に大きな課題の場合が多いようにも感じます。

 

私も人間関係が苦手で、表面的にやり過ごせればいいとだけ考え、
過ごしていた時期があります。

ただ、その結果が周りの方と上手くやっていくことが出来ず、
仕事にも支障を来たし、ストレスが大きくなりうつ病という結果になりました。

 

そして、私自身の人間関係の問題に直面せざるを得なくなり、
向き合った結果、人間関係も多少は改善され、人を好きだという気持ちが出てきて、
嫌な事を克服したと思っています。

 

ご家庭のこと、お子さんのこと、夫婦関係のこと、職場の人間関係のこと、
正解が無いことに関しては苦手意識を感じる方も多く、
逃げてしまいたくなる気持ちも分かります。

 

ただ、勇気を出して嫌なことに、一歩足を踏み出すと、
色々と好転していくかもしれません。

 

自分の中の無意識の逃避に気付いたら、少し向き合ってみてはいかがでしょうか?